SEOリライトのやり方|直す記事の選び方・タイミング・効果の確かめ方
SEOリライトのやり方を、ブログや自社サイトを一人で運営する人向けに解説します。Search Consoleの表示回数と掲載順位から直す記事を選ぶ方法、書き直すタイミング、手順、やってはいけない書き直し、効果の確かめ方まで、Google公式の情報を根拠にまとめました。

目次(29)
SEOリライトとは、すでに公開している記事を、検索での結果を見ながら読者の疑問により良く答える形へ書き直すことです。新しい記事を増やすより、検索結果に出始めている記事を直すほうが手間に対する効果を見込みやすい場面は少なくありません。ただし、どの記事を、いつ、どこまで直すかを決めずに手を入れると、時間だけかかって数字が動かない、あるいは順位を下げてしまうこともあります。この記事では、Googleの無料ツールSearch Consoleの数字から直す記事を選ぶ方法、書き直すタイミング、具体的な手順、避けたい書き直し、効果の確かめ方までを、Googleの公式ドキュメントを根拠に順番に解説します。
SEOリライトとは何か、新しく書くのと何が違うか
SEOリライトは、公開済みの記事の中身・タイトル・説明文を、検索する読者に合わせて直す作業です。誤字の修正や言い回しの調整だけでなく、足りない答えを書き足す、古くなった情報を新しくする、読者に関係のない段落を削る、といった中身の改善が中心になります。
GoogleのSEOスターターガイド(外部サイト・新しいタブで開きます)でも、良いコンテンツの条件の1つとして「コンテンツが最新」であることを挙げ、公開済みのコンテンツを確認し、必要なら更新し、的外れになったら削除するよう勧めています。つまりリライトは、検索のための小手先の作業ではなく、公開した記事を読者にとって正しく役立つ状態に保つ、ふだんの手入れの一部です。
新しく記事を書くこととの違いは、手がかりの多さにあります。新しい記事は、公開してみるまで読者がどんな言葉で探し、どこまで読むかが分かりません。一方、公開から時間がたった記事には、検索結果に何回表示されたか、何位あたりに出ているか、どんな言葉で探されたかという実際の記録が残っています。リライトは、その記録をもとに「読者が求めているのに、まだ書けていない答え」を足していく作業です。推測ではなく記録から直せるので、狙いを外しにくいのが利点です。
一方で、リライトにも向かない場面があります。そもそも検索結果にほとんど出ていない記事は、手がかりとなる記録が少なく、何を直せばよいかが分かりません。その場合は書き直す前に、記事が検索に見つけてもらえているか、狙っている言葉が合っているかを確かめるほうが先です。詳しい切り分け方はブログで集客できない原因と直し方で解説しています。
状況別の読み分け早見表
今の状況に近い行から読むと、必要な部分に早くたどり着けます。
| 当てはまる状況 | 次に読むセクション・アクション |
|---|---|
| どの記事から直せばよいか分からない | 「リライトする記事の選び方」で、表示回数と掲載順位から対象を絞る |
| 公開したばかりの記事を直すべきか迷っている | 「リライトのタイミング」で、待つべき期間と直すきっかけを確認する |
| 直す記事は決まったが、何から手を付けるか分からない | 「SEOリライトのやり方」の手順に沿って進める |
| 書き直したら順位が下がったことがある | 「やってはいけないリライト」で原因になりやすい直し方を確認する |
| 直したあとの効果をどう判断するか知りたい | 「リライトの効果を確かめる方法」で比べ方を決める |
| 続けて回す時間が取れない | 「自分で回すか、仕組みや外注に任せるか」で分担の考え方を確認する |
リライトする記事の選び方
直す記事は、Search Consoleの検索パフォーマンスレポートで、記事ごとの「表示回数」と「平均掲載順位」を見て選びます。この2つを組み合わせると、記事が今どこで止まっているかが分かり、直し方まで決まります。
Search Consoleの検索パフォーマンスレポート(外部サイト・新しいタブで開きます)では、記事ごとに次の4つの数字を確認できます。
- 表示回数(インプレッション数): 記事が検索結果に表示された回数。
- クリック数: 検索結果から記事がクリックされた回数。
- クリック率: クリック数を表示回数で割った値。表示されたうち、どれだけ選ばれたかを示します。
- 平均掲載順位: 検索結果での平均の順位。この記事では、10位以内を「1ページ目」、11位以下を「2ページ目以降」と呼んで分けます。
レポートの「ページ」タブで記事ごとの数字を並べ、期間は直近の3か月など、ある程度データがたまる長さにします。そのうえで、表示回数の多い・少ないと、平均掲載順位が1ページ目(10位以内)か2ページ目以降(11位以下)かで、記事を4つに分けます。
表示回数の「多い・少ない」に決まった数はないので、自分のサイトの中で比べます。「ページ」タブを表示回数の多い順に並べ、上から3分の1を「多い」、残りを「少ない」とするのが手軽です。たとえば記事が12本なら、上位4本が「多い」記事です。サイトの規模によって表示回数の大きさはまったく違うため、ほかのサイトの数字と比べる必要はありません。
上の図の4つの区分と、それぞれの直し方を表にまとめました。
| 表示回数と順位 | 打ち手 | 確かめること |
|---|---|---|
| 表示回数が多く、1ページ目 | タイトルと説明文を直す | クリック率が同じくらいの順位の自分の他の記事より低くないか |
| 表示回数が多く、2ページ目以降 | 中身を書き足す | 上位の記事にあって自分の記事にない答えは何か |
| 表示回数が少なく、1ページ目 | 関連する話題を書き足す | 読者がその次に知りたくなる疑問に答えているか |
| 表示回数が少なく、2ページ目以降 | 狙う言葉から見直す | 読者が実際に使う言葉と、記事の狙いがずれていないか |
着手する順番は、表示回数が多い右側の2つが先です。すでに多くの読者の目に触れているため、直したときの変化が大きく、効果も数字で確かめやすいからです。
表示回数が多く、1ページ目の記事
検索結果の1ページ目に出ていて表示回数も多いのに、クリック率が低い記事は、タイトルと説明文を直すのが近道です。Googleのタイトルリンクのドキュメント(外部サイト・新しいタブで開きます)は、タイトルを具体的でわかりやすい表現にし、同じ語句を何度も繰り返さないよう求めています。誰に向けた、何についての、どんな内容の記事かが、タイトルだけで分かるようにします。
たとえば、外壁塗装の会社が書いた「外壁塗装について」というタイトルは、何が分かる記事なのかが伝わりません。表示されている言葉の一覧に「外壁塗装 時期」が多いなら、「外壁塗装に適した時期|季節ごとの注意点と工事前に確かめること」のように、読者が知りたいことと、記事で分かることをタイトルに入れます。中身がその答えになっていることが前提です。タイトルだけを変えて中身が追いつかないと、クリックされても読者はすぐに離れてしまいます。
検索結果でタイトルの下に出る説明文(スニペット)は、Googleが主にページの本文から自動で作ります。ただし、スニペットのドキュメント(外部サイト・新しいタブで開きます)によると、記事に設定した説明文(メタ ディスクリプション)のほうがページを適切に表している場合は、そちらが使われることもあります。記事の要点が冒頭の数行と説明文で伝わるように整えておくと、選ばれやすくなります。
表示回数が多く、2ページ目以降の記事
需要のある言葉で表示されているのに、2ページ目以降に止まっている記事は、中身が読者の疑問に答え切れていない可能性が高い区分です。その言葉で検索して上位に出ている記事を実際に読み、自分の記事に足りない答え、古くなっている情報、読者が知りたい順番とずれている構成を探します。上位の記事をまねるのではなく、読者がまだ答えをもらえていない疑問を見つけて、自分の知識と経験で答えを書き足すのが目的です。2ページ目以降の記事が多いときは、1ページ目に近い11〜20位の記事から先に手を付けます。
表示回数が少なく、1ページ目の記事
順位は高いのに表示回数が少ない記事は、検索される回数そのものが少ない言葉で表示されている状態です。順位をさらに上げても、増える訪問は限られます。読者がその話題で次に知りたくなる疑問に答える段落や見出しを足し、関連する言葉でも表示されるように広げるのが有効です。大きく書き換える必要はありません。
表示回数が少なく、2ページ目以降の記事
表示回数も順位も低い記事は、書き直しより先に原因を確かめます。記事がGoogleに登録されていない、狙っている言葉を読者がほとんど使っていない、といった理由で止まっていることが多く、本文を磨いても数字が動きにくいからです。読者が実際に使う言葉で狙いを決め直す方法は、SEOキーワード自動生成ツールの比較でも扱っています。
4つの区分以外に見ておきたいサイン
4つの区分に加えて、次の3つのサインがある記事もリライトの候補です。
1つめは、以前より順位が下がってきた記事です。同じ期間の長さで、今の3か月と前の3か月を比べ、平均掲載順位が下がっている記事を探します。内容が古くなった、同じ話題でより新しい記事が増えた、などの理由が考えられます。料金や制度、サービスの仕様など、時間とともに変わる情報が古くなっていないかから確かめます。
2つめは、想定していなかった言葉で表示されている記事です。レポートで記事を選び「クエリ」タブ(検索された言葉の一覧)を開くと、その記事がどんな言葉で表示されたかが分かります。狙っていない言葉で多く表示されているなら、読者はその答えを求めて来ています。記事の主題に近ければ見出しを1つ足して答え、主題から離れていれば、その言葉のための記事を別に書くほうが読者にとって分かりやすくなります。
3つめは、同じ疑問に答える記事が自分のサイトに2本以上ある場合です。どちらも中途半端な順位で止まっているなら、詳しいほうに内容をまとめ、もう一方の記事は整理します。整理した記事のアドレスを開いた人が、まとめた記事へ自動で移動するように設定(転送の設定)しておくと、読者もリンクも迷子になりません。
リライトのタイミング
リライトは、公開してから数週間以上たち、比べられるだけの数字がたまってから行うのが基本です。公開直後の記事は、まだGoogleに見つけられていなかったり、順位が安定していなかったりするため、数字だけを見て直すと判断を誤ります。
GoogleのSEOスターターガイド(外部サイト・新しいタブで開きます)は、変更がGoogle側に反映されるまでには時間がかかり、数時間で反映されるものもあれば数か月かかるものもあると説明しています。そのうえで、一般的には数週間待ってから検索結果への良い影響があったかを確かめるよう勧めています。また、再クロールのリクエストに関するドキュメント(外部サイト・新しいタブで開きます)でも、Googleが記事を読みに来る(クロールと呼びます)までに、数日から数週間かかることがあるとしています。
このため、目安として次の3つの考え方で直す時期を決めると、待ちすぎも直しすぎも防げます。
- 数字で判断する時期: 公開から数週間以上たち、表示回数がある程度たまった時点。直す前と後を同じ長さの期間で比べられるだけのデータがあるかを基準にします。
- 内容が古くなった時期: 料金・制度・サービスの仕様・年度など、記事が扱う情報が変わったとき。数字に関係なく、気づいた時点で直します。読者に古い情報を渡し続けるほうが、信頼を損ねるからです。
- 新しい疑問が見えた時期: 問い合わせやお客様との会話、検索された言葉の一覧から、記事にない疑問が見つかったとき。答えを書き足す良い機会です。
逆に避けたいのは、直したばかりの記事を、効果が出る前にまた直すことです。何度も手を入れると、どの変更が効いたのか、あるいは逆効果だったのかが分からなくなります。1回直したら、少なくとも数週間は様子を見てから次の判断をします。
SEOリライトのやり方
SEOリライトは、直す前の数字を控え、読者の疑問と上位の記事から足りない答えを見つけ、範囲を絞って書き直し、数週間後に比べる、という流れで進めます。いきなり本文を書き始めず、直す前の記録と、直す範囲を決めてから手を動かすのがポイントです。
1. 直す前の数字を控える
Search Consoleで、対象の記事の直近の表示回数・クリック数・クリック率・平均掲載順位を、期間とあわせてメモしておきます。表示されている言葉の上位もいくつか控えます。直したあとに比べる基準になるので、ここを飛ばすと効果が判断できません。
2. 表示されている言葉から、読者の疑問を読み取る
記事が表示された言葉の一覧を読み、読者が何を知りたくて検索したのかを書き出します。たとえば「ブログ リライト」の記事が「リライト タイミング」でも表示されているなら、読者は直す時期を知りたがっています。言葉の一覧は、読者からの質問の一覧として読むと、書き足す内容が見えてきます。
| 表示された言葉(例) | 読み取れる読者の疑問 | 書き足す見出しの例 |
|---|---|---|
| リライト 何日後 | 公開してからいつ直せばよいか | 公開から何週間たってから直すか |
| リライト 順位 下がった | 直したら順位が下がったがどうするか | 書き直しで順位が下がったときの確かめ方 |
| リライト 外注 | 自分でやらずに任せられるか | 自分で直すか、任せるかの判断 |
表の言葉は説明のための例です。実際には自分の記事のクエリ一覧で、同じように読み替えてみてください。
3. 検索結果の上位の記事を読む
狙う言葉で実際に検索し、上位に出ている記事を読みます。見るのは、上位の記事が共通して答えている疑問と、どの記事もまだ十分に答えていない疑問です。前者は自分の記事に欠けていれば補い、後者は自分ならではの経験や事例で答えられないかを考えます。文章や構成をそのまま写すのは避けます。GoogleのSEOスターターガイド(外部サイト・新しいタブで開きます)も、他人のコンテンツを一部でもコピーせず、自分の知識に基づいて作成するよう求めています。
4. 直す範囲を決める
手順2と3の結果から、今回直す範囲を決めます。範囲は次のように分けると考えやすくなります。
- タイトルと説明文: 中身は合っているのに選ばれていないとき。
- 冒頭の数行: 読者の疑問への答えが、最初の段落ですぐ分からないとき。
- 見出しと段落の追加: 読者の疑問に答える部分が足りないとき。
- 古い情報の更新: 料金や制度、手順が変わっているとき。
- 段落の削除と整理: 読者に関係のない話や、同じことの繰り返しがあるとき。
- 関連する記事へのリンク: あとから書いた関連記事へのリンクがなく、読者が次に読む記事にたどり着けないとき。
すべてを一度に直す必要はありません。数字に一番効きそうなものから選びます。
5. 書き直す
決めた範囲を書き直します。書き足す段落は、読者の疑問への答えを最初の一文で示し、そのあとに理由や具体例を続けると、読み手にも検索にも伝わりやすくなります。書き直した文章の確認には、AI文章チェックのやり方のチェックリストも使えます。AIで下書きした場合に限らず、事実の確認や読者の疑問への回答を見直すのに役立ちます。
6. 更新日を正しく変える
内容を大きく直したときは、記事に表示している更新日を新しくします。Googleの署名日のドキュメント(外部サイト・新しいタブで開きます)は、ユーザーに見える位置に「公開日」や「最終更新日」とラベルを付けて日付を示すよう勧めています。反対に、中身をほとんど変えていないのに日付だけを新しくするのは避けます(理由は次の「やってはいけないリライト」で説明します)。
7. Googleに再確認を依頼する
急いで反映させたい記事は、Search Consoleの「URL検査」(記事のアドレスを入れて、Googleでの登録状況を調べる機能)で記事を調べ、「インデックス登録をリクエスト」を押すと、直した記事を読みに来てほしいとGoogleに依頼できます。インデックス登録とは、記事がGoogleの検索対象として登録されることです。リクエストできるのは、Search Consoleでそのサイトの所有者か、すべての操作ができる権限(フルユーザー)を持つ人です。ただし、再クロールのリクエストに関するドキュメント(外部サイト・新しいタブで開きます)のとおり、依頼してもすぐに検索結果に反映されるとは限らず、同じ記事を何度も依頼しても早くはなりません。依頼は必須ではなく、ふだんの記事は待てば十分です。
8. 数週間後に、同じ長さの期間で比べる
直してから数週間以上たったら、直す前と同じ長さの期間で数字を比べます。比べ方は、このあとの「リライトの効果を確かめる方法」で説明します。
やってはいけないリライト
リライトで順位を下げてしまう原因の多くは、読者ではなく検索エンジンのために手を入れることです。Googleの有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成(外部サイト・新しいタブで開きます)では、検索エンジンを第一に考えたコンテンツの例として、次のような行為を挙げています。
- 中身を実質的に変えていないのに、ページを新鮮に見せるために日付を変える。
- サイトを「新鮮」に見せればランキングが上がると考えて、大量の新しいコンテンツを足したり、大量の古いコンテンツを削除したりする(同ドキュメントは、そうしてもランキングは向上しないと明記しています)。
- Googleが優先する文字数があると聞いて、特定の文字数になるように書く(同ドキュメントは、そのような設定は存在しないとしています)。
リライトに置き換えると、次の4つが避けたい直し方です。
日付だけを新しくする
更新日だけを変えても、読者が得る情報は何も増えません。上のとおり、Googleも検索エンジン第一の行為の例として挙げています。日付を変えるのは、読者にとって意味のある変更をしたときだけにします。
文字数を増やすために書き足す
「長い記事のほうが上位に出やすい」と考えて、内容の薄い段落を足すのは逆効果になりがちです。読者は答えにたどり着くまでに読む量が増えるだけです。書き足すのは、読者の疑問への答えが足りないときに限ります。
狙う言葉を何度も詰め込む
タイトルや見出し、本文に同じ言葉を何度も詰め込むのは避けます。GoogleのSEOスターターガイド(外部サイト・新しいタブで開きます)は、同じ言葉を何度も繰り返すことは読む人をうんざりさせるうえ、キーワードの乱用はGoogleのスパムに関するポリシーに違反するとしています。タイトルについても、タイトルリンクのドキュメント(外部サイト・新しいタブで開きます)が、同じ語句を何度も繰り返しても無意味だとしています。
順位が良い記事を、まるごと書き換える
すでに上位に出ている記事を、構成からすべて書き換えると、評価されていた部分まで失うおそれがあります。上位の記事は、タイトルと説明文の調整、古い情報の更新、足りない答えの追加など、範囲を絞って直します。あわせて、記事のアドレスは変えずに中身を直すのが基本です。アドレスを変えると、ほかのページからのリンクやブックマークが古いアドレスのまま残り、別途の手当てが必要になります。
リライトの効果を確かめる方法
効果は、直す前と直した後を、同じ長さの期間で比べて判断します。Search Consoleの検索パフォーマンスレポートには、期間を並べて比べる機能があり、記事を1つに絞ったうえで「直す前の4週間」と「直した後の4週間」のように比べられます。
見る数字は、何を直したかで変わります。
| 直した内容 | まず見る数字 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| タイトルと説明文 | クリック率 | 同じくらいの表示回数・順位で、クリック率が上がったか |
| 中身の書き足し | 平均掲載順位と表示回数 | 順位が上がったか、新しい言葉でも表示されるようになったか |
| 古い情報の更新 | 平均掲載順位とクリック数 | 下がっていた順位やクリックが戻ったか |
| 関連する話題の追加 | 表示回数と、表示された言葉の数 | 関連する言葉での表示が増えたか |
たとえば、タイトルを直した記事で、直す前の4週間が表示回数1,200回・クリック24回(クリック率2.0%)・平均8.5位、直した後の4週間が表示回数1,150回・クリック41回(クリック率3.6%)・平均8.3位だったとします(説明のための例です)。順位と表示回数はほぼ同じなのにクリック率が上がっているので、タイトルの変更が効いたと判断できます。反対に、表示回数が大きく増減している場合は、まず季節など直したこと以外の影響を疑います。
比べるときは、季節による検索の増減に注意します。たとえば年末や年度替わりに検索が増える話題では、直したことと関係なく数字が動きます。可能なら前年の同じ時期の数字も見て、季節の影響を差し引いて判断します。
数字が動かなかった場合も、それ自体が次の判断材料になります。GoogleのSEOスターターガイド(外部サイト・新しいタブで開きます)も、変更すれば必ず目に見える変化が現れるわけではなく、結果に満足できなければ変更を繰り返して違いを確かめるよう勧めています。直した内容と結果を記事ごとに簡単に記録しておくと、自分のサイトでどんな直し方が効くかが分かってきます。
自分で回すか、仕組みや外注に任せるか
リライトは一度で終わる作業ではありません。記事が増えるほど、数字の確認、対象選び、書き直し、効果の確認を、記事ごとに繰り返す必要があります。続けられる体制を先に決めておくと、途中で止まりにくくなります。
| 進め方 | 向いている人 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| すべて自分で行う | 記事数が少なく、月に数時間を確保できる人 | 確認と記録の手間が記事数に比例して増える |
| ライターや制作会社に外注する | 予算があり、書く作業を任せたい人 | 直す記事の選定と、事業の事実確認は自分で行う必要がある |
| 仕組み(ツール)で候補選びと下書きを任せる | 時間が限られ、判断だけを自分でしたい人 | 下書きの事実確認と公開の判断は人が行う |
外注する場合も、どの記事をなぜ直すのかは、Search Consoleの数字を見て発注側が決めるほうが、狙いのずれを防げます。費用は依頼範囲や文字数で大きく変わるため、複数の依頼先から見積もりを取り、直す範囲を明確にしてから比べてください。
つむぎは、3つめの「仕組みに任せる」ための道具です。Search Consoleと接続すると、検索データから順位が下がっている記事や伸び悩んでいる記事を「リライト候補」として拾い、キーワードごとに「新規で書く/リライトする/タイトルだけ直す/内部リンクを足す(関連する自分の記事へのリンクを足す)/今は様子を見る」を、理由を添えて提案します。Search Consoleとの接続は検索データを読み取るためだけのもので、つむぎがサイトを書き換えることはありません。リライト版は元の記事を上書きせずに「要確認」の状態で作られ、承認はあなたが行います。サイトに載るのは、あなた(またはサイト担当者)が反映したときだけで、つむぎが勝手に公開することはありません。
リライト1本に使うクレジットは、1,000字あたり0.7クレジット、標準的な記事で約3クレジットです。直した内容とその後の検索結果は記事ごとの改善履歴に記録されるので、効果の確認もまとめて行えます。詳しい流れはヘルプ「記事をリライトする」で確認できます。
一方、記事がまだ数本しかなく、Search Consoleにもほとんどデータがない段階では、まずは自分で数本を直して手順に慣れるほうが向いています。リライトの候補を選ぶには、ある程度の検索データが必要だからです。
リライトなら、登録時に付与される初回8クレジットで2本ほど試せます。クレジットカードの登録は不要です。手元の記事で候補と下書きの質を確かめたい場合は、無料で始めるから試してください。
よくある質問
- リライトは公開から何日後にすればよいですか?
- 数字で判断するなら、公開から数週間以上たち、表示回数がたまってからが目安です。Googleは変更の反映に数時間から数か月かかるとし、数週間待って効果を確かめるよう勧めています。ただし、料金や制度などの情報が古くなった場合は、気づいた時点で直してください。
- リライトすると順位が下がることはありますか?
- あります。上位に出ている記事を構成からまるごと書き換えると、評価されていた部分まで失うおそれがあります。上位の記事は、タイトルの調整や古い情報の更新など範囲を絞って直し、直す前の数字を控えて、数週間後に同じ長さの期間で比べてください。
- タイトルだけを変えるのもリライトですか?
- はい。表示回数が多く1ページ目にあるのにクリック率が低い記事では、タイトルと説明文の見直しが最も手軽で効果を確かめやすいリライトです。ただし中身がタイトルの約束に答えていることが前提で、日付だけを新しくするのはリライトに含めません。
- 文字数を増やせば順位は上がりますか?
- 文字数そのものは順位を決めません。Googleは、優先する文字数という設定は存在しないと明記しています。書き足すのは、読者の疑問への答えが足りないときだけにし、関係のない段落や繰り返しはむしろ削ってください。
- リライトと新しい記事、どちらを優先すべきですか?
- 表示回数が多い記事があるなら、リライトを先にするのが効率的です。すでに読者の目に触れているので、直したときの変化が大きくなります。表示回数の多い記事がまだない段階では、新しい記事で検索結果に出る入口を増やすほうを優先してください。
- Search Consoleがなくてもリライトできますか?
- できますが、直す記事を選ぶ根拠が弱くなります。Search Consoleは無料で使え、記事ごとの表示回数や掲載順位、検索された言葉が分かります。まず登録して数週間データをためてから、数字をもとに直す記事を選ぶのがおすすめです。
チェックリスト
リライトを1本進めるたびに、上から順に確認してください。
- 公開から数週間以上たち、比べられるだけの数字がたまっている。
- 直す前の表示回数・クリック数・クリック率・平均掲載順位を、期間とあわせて控えた。
- 表示回数と平均掲載順位から、4つの区分のどれに当たるかを確かめた。
- 記事が表示された言葉の一覧を読み、読者の疑問を書き出した。
- 検索結果の上位の記事を読み、足りない答えを見つけた。
- 今回直す範囲(タイトル・冒頭・見出し・情報の更新・削除)を決めた。
- 日付だけの変更、文字数稼ぎ、言葉の詰め込みをしていない。
- 内容を大きく直した場合だけ、更新日を新しくした。
- 数週間後に、直す前と同じ長さの期間で数字を比べる予定を立てた。
あわせて読む
- SEOライティングの書き方:書き直す前に、タイトル・導入文・見出しの基本的な書き方を確認したい人向け。
- ブログで集客できない原因と直し方:表示回数がほとんどない記事の原因を、リライトの前に切り分けたい人向け。
- ブログの更新頻度の決め方:新しい記事とリライトを、月の作業時間の中でどう配分するか決めたい人向け。
- AI文章チェックのやり方:書き直した文章を、公開前に事実と読者目線で確かめたい人向け。
- 記事作成AIのおすすめ比較:リライトや記事作成を任せる道具を比べてから選びたい人向け。
出典
- SEOスターターガイド(外部サイト・新しいタブで開きます):コンテンツを最新に保つこと、変更の反映に数時間から数か月かかり数週間待って確かめるべきこと、他人のコンテンツをコピーしないことの裏づけ。
- 有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成(外部サイト・新しいタブで開きます):日付だけを変える行為、新鮮に見せるための大量の追加・削除、優先する文字数が存在しないことの裏づけ。
- Search Consoleヘルプ「検索パフォーマンス レポート」(外部サイト・新しいタブで開きます):表示回数・クリック数・クリック率・平均掲載順位の定義と、クエリ別・ページ別の確認、比較機能の裏づけ。
- タイトルリンク(外部サイト・新しいタブで開きます):タイトルを具体的でわかりやすくし、同じ語句の繰り返しを避けることの裏づけ。
- 検索結果のスニペットを管理する(外部サイト・新しいタブで開きます):説明文は主に本文から作られ、メタ ディスクリプションが使われる場合もあることの裏づけ。
- Google 検索で署名日に影響を与える(外部サイト・新しいタブで開きます):公開日・最終更新日をラベル付きで示す方法の裏づけ。
- URL の再クロールを Google にリクエストする(外部サイト・新しいタブで開きます):クロールに数日から数週間かかり、依頼しても検索結果にすぐ表示されるとは限らないことの裏づけ。
- #リライト
- #SEO
- #ブログ運営
- #Search Console


