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ブログのネタの探し方|会社・お店のブログでネタ切れしない10の方法

会社やお店のブログのネタの探し方を、本業の合間に運営する人向けに解説します。お客様の質問、検索候補、サーチコンソールなど10の探し方、美容室やリフォーム店の実際の検索数でみる「書く価値のあるネタ」の見分け方、業種別のネタの例と、型別の例27個、ネタ切れを防ぐネタ帳の作り方までまとめました。

目次(20)

会社やお店のブログでよく聞く悩みの1つが、「何を書けばいいか分からない」です。始めたころは書きたいことがあっても、数本書くと手が止まり、気づけば最後の更新から半年たっている、という話は珍しくありません。ネタ切れの原因の多くは、ネタを「自分の頭の中」から探していることにあります。集客のためのブログでは、ネタは自分の中ではなく、お客様の疑問の中にあります。この記事では、本業の合間に自社ブログを運営している人に向けて、ネタの探し方を10の方法に分けて紹介し、実際の検索数をもとに書く価値のあるネタの見分け方、業種別・型別のネタの例、ネタ切れを防ぐネタ帳の作り方までを順番に解説します。

会社やお店のブログのネタは、お客様の質問から探すのが基本

集客のための会社・お店のブログでは、お客様がよく聞いてくる質問をそのまま記事にするのが、いちばん確実なネタの探し方です。理由は3つあります。

1つめは、その質問は、ほかの人も検索していることが多いからです。お店で直接質問してくれる人のほかに、同じ疑問をGoogleで調べている人がいます。後で実際の検索数を示しますが、美容室でよく受ける質問に近い言葉が、月に数千〜数万回検索されていることもあります。

2つめは、自分にしか書けない答えがあるからです。毎日お客様に説明している内容には、現場で見てきた事例や判断の基準が含まれています。Googleの有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成(外部サイト・新しいタブで開きます)は、コンテンツを自己評価するための質問の1つに「コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供していますか」を挙げています。現場の経験に基づく答えは、まさにこの「独自の情報」です。

3つめは、読んだ人が、お客様になりやすいからです。自分の業種の疑問を調べている人の中には、そのサービスを使うかどうかを考えている人も多く含まれます。記事で疑問に丁寧に答えていれば、「このお店に相談してみよう」と思ってもらうきっかけになります。

反対に、日々の出来事や社内の話題だけを書くブログは、読む人が既存のお客様や知り合いに限られます。それはそれで価値がありますが、新しいお客様を検索から集める目的には向いていません。

状況別の読み分け早見表

今の状況に近い行から読むと、必要な部分に早くたどり着けます。

当てはまる状況次に読むセクション・アクション
ネタがまったく思いつかない「ネタ切れしない10の探し方」の1〜4から、手元にある材料を集める
ネタはあるが、書く価値があるか分からない「書く価値のあるネタの見分け方」で、4つの区分に当てはめる
開業したばかりで、お客様の質問がまだ少ない「開業したばかりで、お客様の質問がまだ少ないときは」から始める
自分の業種で何が書けるか、例を見たい「業種別のネタの例」と「ネタの型別の例27個」を見る
一度ネタを集めても、すぐ尽きてしまう「ネタ切れを防ぐネタ帳の作り方」で仕組みにする
書いたが読まれない「避けたいネタ」と、ブログで集客できない原因と直し方を読む

日記ブログと集客ブログでは、ネタの選び方が違う

ネタの探し方を紹介する記事の多くは、個人のブログ向けに書かれています。趣味、買った物、旅行、日々の出来事といったネタは、書き手の人柄を楽しみに読む読者がいる個人ブログには合っていますが、会社やお店のブログでは目的が違います。

比べる点個人の日記ブログ会社・お店の集客ブログ
目的書き手の体験や考えを伝える検索で見つけてもらい、相談や来店につなげる
主な読者書き手に関心のある人自分の悩みを調べている、まだお客様ではない人
ネタの出どころ自分の体験、関心ごとお客様の質問、検索されている言葉、現場の知識
よいネタの条件書き手らしさが出る検索されていて、自分の経験で答えられる
向いていないネタ特になし社内の出来事だけの話、事業と関係のない流行の話題

集客ブログでは、「自分が書きたいこと」ではなく「お客様が知りたいこと」から出発します。そう考えると、ネタは自分の頭の中ではなく、お客様との会話、問い合わせのメール、検索の画面の中に見つかります。

ネタ切れしない10の探し方

ネタの探し方は、手元にある材料から探す方法と、検索の画面から探す方法の2つに分かれます。前者は自分にしか書けない答えが見つかりやすく、後者は実際に検索されている言葉が分かります。両方を組み合わせるのが理想です。

手元の材料から探す

1. お客様によく聞かれる質問

最初に書き出すべきなのは、お客様から繰り返し聞かれる質問です。電話、店頭、打ち合わせで「よく聞かれること」を10個書き出すだけで、10本分のネタになります。「何回くらいで効果が出ますか」「どのくらいの頻度で来ればいいですか」「費用はどのくらいですか」「自分でもできますか」といった質問は、業種を問わずよく見られる質問の型で、検索窓に入力される言葉にも近い形をしています。

2. 問い合わせや見積もり依頼の文面

問い合わせフォームやメールで届いた文面には、お客様が自分の言葉で書いた悩みが残っています。お店の側が使う専門用語ではなく、お客様が使う言葉で書かれているのが重要です。お客様が使う言葉は、検索窓に入力される言葉に近いからです。個人が特定される情報を記事に出さないよう注意しつつ、悩みの部分だけを書き出します。

3. 現場で毎回説明していること・よくある誤解

お客様に毎回同じ説明をしていることがあれば、それはそのまま記事になります。「その方法は逆効果です」「実はこちらのほうが長持ちします」のように、よくある誤解を正す説明は、ほかのサイトにはない現場ならではの答えになりやすいネタです。記事にしておけば、説明のときに「詳しくはこちらに書いています」と案内することもできます。

4. 断った依頼と、向いていない人

意外に書く価値が高いのが、「こういう場合はお受けしていません」「この悩みには、うちよりも別の専門家が向いています」という話です。サービスを比べている人にとって、向き不向きがはっきり書かれた記事は判断の役に立ちます。自分のサービスに合わないお客様からの問い合わせを減らす効果もあります。

検索の画面から探す

5. Googleの検索候補(サジェスト)

Googleの検索窓に、自分の業種やサービスの言葉を入れて少し待つと、続きの言葉の候補が表示されます。Googleの予測入力の仕組みに関するヘルプ(外部サイト・新しいタブで開きます)によると、この候補には、Googleでこれまでに行われた実際の検索が反映されます。たとえば「縮毛矯正」と入れたときに出てくる候補は、多くの人がその言葉に続けて調べている疑問です。言葉の後ろに空白を入れたり、「あ」「か」などの1文字を足したりすると、さらに多くの候補が見られます。

ただし、同じヘルプは、候補は単純に最もよく使われる検索を表示しているわけではなく、言語、場所、関心の集まり方、その人の過去の検索なども考慮していると説明しています。候補に出たからといって検索数が多いとは限らないので、次の手順と組み合わせて判断します。

6. 検索結果の「他の人はこちらも質問」と関連する検索

候補の言葉で実際に検索すると、検索結果の途中に「他の人はこちらも質問」という質問の一覧が、ページの下のほうに関連する検索の一覧が表示されることがあります。これらも、同じことを調べた人が次に知りたくなった疑問の手がかりです。1つの質問を開くと、さらに関連する質問が追加されることもあり、ネタを広げるのに役立ちます。

7. サーチコンソールに表示された言葉

すでにブログやホームページがあるなら、Googleの無料ツールのサーチコンソール(Search Console)で、自分のサイトが実際にどんな言葉で検索結果に表示されたかが分かります。中でも、想定していなかった言葉で表示されている場合は、読者が持っている新しい疑問の手がかりです。その疑問に正面から答える記事がまだなければ、次のネタの有力な候補になります。使い方はサーチコンソールの使い方で解説しています。

8. Q&Aサイトや口コミ

Yahoo!知恵袋のようなQ&Aサイトには、自分で調べても解決しなかった人の質問も多く並んでいます。自分の業種の言葉で探すと、お客様が言葉にしにくい不安や、専門家への遠慮が見えてきます。また、自分のお店や同業のお店の口コミには、お客様が気にしていた点や、来店前に知りたかったことが書かれていることがあります。

9. 季節や制度の変わり目

毎年同じ時期に増える悩みは、季節ごとのネタになります。Googleトレンドを使うと、ある言葉がいつ検索されやすいかの移り変わりを無料で確かめられます。ただし、Googleトレンドのデータに関するよくある質問(外部サイト・新しいタブで開きます)のとおり、トレンドの数字は検索数そのものではなく、期間と地域の中で0〜100の範囲に調整した相対的な人気度で、検索ボリュームの小さい言葉は「0」と表示されます。トレンドは「いつ」を知る道具、検索数の目安は別の方法で調べる、と使い分けてください。法律や補助金、料金の改定など、業界の制度が変わるときも、お客様の疑問が増えるタイミングです。

10. 自分の書いた記事から広げる

すでに書いた記事も、ネタの宝庫です。記事の中で「ここは詳しく書けなかった」と感じた部分や、読んだお客様から追加で質問された点は、新しい記事にできます。たとえば「お風呂のリフォームの流れ」という記事を書いたら、「工事中の入浴はどうするか」「ユニットバスの選び方」のように、読者が次に知りたくなる疑問を1本ずつ記事にします。新しい記事を書いたら、元の記事からリンクを張っておくと、読者が続けて読めます。つなぎ方は内部リンクとはで解説しています。

開業したばかりで、お客様の質問がまだ少ないときは

開業したばかりのお店や、これからホームページを作る会社では、「お客様によく聞かれる質問」がまだ手元にないこともあります。その場合は、次の材料から始めます。

  • 自分がお客様だったときの疑問: 同じサービスを自分が利用したとき、何が分からず、何に不安を感じたかを思い出します。開業前に自分で調べたことも、これから利用する人が調べることと重なります。
  • 同業のお店のよくある質問のページ: 同業のお店が「よくある質問」として載せている項目は、その業種で実際に聞かれている質問の手がかりです。ただし、文章を写すのではなく、どんな質問があるかだけを参考にし、答えは自分の言葉と自分のお店のやり方で書きます。
  • 取引先やメーカーへの問い合わせ: 仕入れ先や取引先から聞く「最近よく聞かれること」も、お客様の関心を知る材料になります。
  • 検索候補とQ&Aサイト: 手元の材料がなくても、5つめと8つめの方法はすぐに使えます。自分のサービスの言葉を入れて、どんな疑問が並ぶかを確かめます。

開業当初は、サーチコンソールにもまだほとんど数字がありません。最初の数本は、検索候補と自分の経験から「最優先で書く」に当たるネタを選び、記事が検索に表示され始めたら、サーチコンソールに出てきた言葉からネタを広げていく、という順番が無理なく進められます。検索候補を集める作業は、この記事の最後で紹介するつむぎの「Google サジェストから探す」に任せることもでき、この機能はGoogleと接続していないサイトでも使えます。

1つの言葉から何本の記事が作れるか(検索候補の実例)

ここまでの探し方のうち、いちばん手軽なのは5つめの検索候補です。実際にどのくらいネタが見つかるのかを、美容室とリフォーム店の例で確かめてみます。次の表は、2026年10月10日に、Googleの検索窓へ「縮毛矯正」「お風呂 リフォーム」と入力し、後ろに空白を入れたときに表示された候補です(ログインしていない状態。候補は時期や場所、検索する人によって変わります)。

入力した言葉表示された候補(表示順)
縮毛矯正頻度、値段、シャンプー、カラー、時間、メンズ、ブリーチ、ボブ、デメリット、失敗
お風呂 リフォーム費用、補助金、相場、期間、費用 戸建て、補助金 東京都、マンション、いくら、おすすめ、タイル

1回入力しただけで、10個ずつの候補が出てきました。ただし、候補をそのまま10本の記事にするわけではありません。候補を「お客様が何を知りたいか」でまとめ直すと、次のように整理できます。

まとめた疑問含まれる候補記事にするときの切り口の例
いくらかかるか縮毛矯正 値段/お風呂 リフォーム 費用・相場・いくら・費用 戸建て料金の内訳と、料金が変わる条件
どのくらいの間隔・期間か縮毛矯正 頻度・時間/お風呂 リフォーム 期間間隔や工期の目安と、それが延びる・縮む理由
ほかの施術や条件と組み合わせられるか縮毛矯正 カラー・ブリーチ/お風呂 リフォーム マンション同じ日にできるか、先にすべきはどちらか、制約は何か
自分に合うか、失敗しないか縮毛矯正 デメリット・失敗・メンズ・ボブ向いている人・向いていない人、よくある失敗と防ぎ方
終わったあとどうするか縮毛矯正 シャンプー施術後の手入れと、やってはいけないこと
使える制度はあるかお風呂 リフォーム 補助金・補助金 東京都使える制度の探し方と、申請の流れ

「値段」「相場」「いくら」のように、言い方が違うだけで同じことを知りたい候補は、1本の記事にまとめます。言い換えごとに記事を分けると、自分の記事どうしで読者を取り合ってしまうからです。反対に、「頻度」と「失敗」のように知りたいことが違う候補は、別の記事にします。こうして整理すると、1つの言葉から5本前後の記事の候補が見つかります。扱っているサービスやメニューの数だけこの作業を繰り返せば、まとまった数のネタ候補が集まります。

なお、補助金のような制度のネタは、自治体や年度によって内容が変わります。記事にするときは、自治体などの公式ページで最新の条件を確かめ、出典と確認した日付を書き添えてください。

お客様の質問は、どのくらい検索されているか

「お客様の質問を記事にする」と聞いても、本当に検索されているのか疑問に思うかもしれません。ここでは美容室とリフォーム店を例に、お店でよく受ける質問に近い言葉が、Googleでどのくらい検索されているかを見てみます。数字は、Google 広告の月間検索数データ(キーワードプランナーと同じデータ)による目安です(日本、2026年8月時点の直近12か月の平均)。

業種検索された言葉月間検索数の目安
美容室縮毛矯正 頻度27,100
美容室白髪染め 頻度5,400
美容室ヘアカラー 頻度4,400
美容室縮毛矯正 何ヶ月720
美容室トリートメント 意味ない140
リフォームキッチン リフォーム 費用6,600
リフォームお風呂 リフォーム 費用4,400
リフォームトイレ リフォーム 費用3,600

比べるために、同じデータで「美容室 ブログ ネタ」を調べると月20回、「会社 ブログ ネタ」も月20回ほどでした。ブログのネタを探す人より、お店で聞かれるような質問を調べている人のほうが、桁違いに多いことが分かります。

ただし、検索数が多い言葉ほど、大手のサイトが上位を占めていることが多く、小さなお店のブログが割って入るのは簡単ではありません。「縮毛矯正 頻度」のような言葉は、まず「くせの強さ別の目安」「伸びてきた部分だけかけ直す場合」のように、自分のお店で実際に説明している切り口で書き、地域名やお店の得意分野と組み合わせた言葉も視野に入れます。「トリートメント 意味ない」のように月100回前後の言葉は、検索数が少ない分、大手のサイトが正面から答えていないこともあり、現場の経験で答えられれば小さなブログでも上位を狙える余地があります。検索数は少ないものの目的がはっきりした言葉の考え方は、ロングテールキーワードとはで詳しく解説しています。

書く価値のあるネタの見分け方

ネタが集まったら、すべてを記事にする前に、書く価値があるかを見分けます。基準は2つです。1つは、そのネタを検索している人が多いか少ないか。もう1つは、自分の経験や事例で答えられるか、一般論しか書けないかです。この2つを組み合わせると、ネタは4つに分かれます。

検索している人の多さと、自分の経験で答えられるかの2軸で、ネタを4つに分けた図

  • 最優先で書く(検索している人が多く、自分の経験で答えられる): お客様によく聞かれる質問がここに入ります。需要があり、ほかのサイトにはない答えを書けるので、真っ先に記事にします。
  • 事例として書くか、近い記事に足す(検索している人は少ないが、自分の経験で答えられる): 施工事例や、現場での判断のしかたなどです。単独の記事にするより、近いテーマの記事の具体例として加えると、その記事の説得力が増します。事例としてまとめる場合は、お客様の許可を取ったうえで書きます。
  • 自分の経験を足せるときだけ書く(検索している人は多いが、一般論しか書けない): 業界の基本的な知識などです。すでに多くのサイトが答えていて、同じことを書いても選ばれにくいので、自分のお店ならではの事例や判断基準を加えられるときだけ書きます。
  • 書かない(検索している人が少なく、一般論しか書けない): 社内行事だけの日記や、ニュースの転載などです。集客のためのブログとしては、時間をかける優先度が低いネタです。

迷ったときは、次の4つを順に確かめます。

  1. その言葉で検索している人がいるか。 検索候補に出てくるか、サーチコンソールで表示されているかで確かめます。
  2. 自分の経験で答えられるか。 現場の事例、判断の基準、よくある失敗など、自分にしか書けない答えが1つでもあるかを確かめます。
  3. すでに書いた記事と、答える疑問が重なっていないか。 同じ疑問に答える記事を2本書くと、どちらも中途半端になりがちです。重なるなら、新しく書くより既存の記事に書き足します。
  4. 読んだ人の次の行動につながるか。 相談、予約、来店、資料の請求など、読み終えたあとにしてほしいことに自然につながるかを確かめます。

業種別のネタの例

ここまでの探し方を当てはめると、業種ごとに次のようなネタが考えられます。表は考え方の例で、実際には自分のお店で受けている質問に置き換えてください。

業種お客様の質問から作るネタ誤解を正すネタ向き不向きを伝えるネタ
美容室縮毛矯正はどのくらいの間隔でかけ直すか市販のトリートメントで十分か当店のメニューが合う髪質・合わない髪質
リフォーム店お風呂のリフォームは何日かかるか安い見積もりで後から増える費用部分修理で済む場合、建て替えを考えるべき場合
整骨院・整体院通う頻度はどのくらいがよいか痛いほど効くという思い込み病院を先に受診したほうがよい症状
税理士事務所個人事業主の確定申告で準備する書類経費にできると思われがちな支出自分で申告できる人、依頼したほうがよい人
飲食店予約なしでも入れる時間帯アレルギー対応で伝えてほしいこと貸し切りや団体利用ができる条件
学習塾・教室何年生から通い始めるのがよいか授業時間が長いほど伸びるという誤解個別指導と集団授業が向いている子

税金や健康のように、読者の生活やお金に大きく関わる話題では、内容の正確さが特に重要です。Googleの有用で信頼性の高いコンテンツの作成(外部サイト・新しいタブで開きます)も、人々の生活や幸福に重大な影響を与えうる話題では、正確さが特に大切だとしています。制度や数字は公的機関などの一次情報で確かめ、出典を記事に書き添えてください。整骨院・整体院のように医療に近い業種では、症状について断定的な書き方を避け、医療機関の受診をすすめるべき場面をはっきり書くことも大切です。

ネタの型別の例27個

業種が違っても、集客につながるネタには共通の「型」があります。自分の業種に当てはめにくいときは、型から考えると発想が広がります。次の例は、型ごとにさまざまな業種で考えられる記事のタイトル案です。どれも考え方を示す例なので、答えの中身は自分のお店のやり方と、確かめた事実で書いてください。

ネタの型記事のタイトル案
料金・費用車検の費用の内訳と、見積もりで確かめたい項目(自動車整備)
料金・費用家族写真の撮影でかかる料金と、追加料金が出やすい場面(写真館)
料金・費用会社設立で定款づくりを専門家に頼むときの費用の考え方(行政書士事務所)
比較一戸建てとマンションでの、水回りリフォームの違い(リフォーム店)
比較グループレッスンと個人レッスン、どちらから始めるか(ヨガ教室)
比較生花と造花、贈る場面ごとの選び方(花屋)
失敗例・注意点賃貸の部屋探しで、内見のときに見落としやすい点(不動産会社)
失敗例・注意点子犬のトリミングを初めて予約するときの注意点(ペットサロン)
失敗例・注意点開業届を出す前に決めておきたいこと(税理士事務所)
季節衣替えの時期に、クリーニングに出す前に確かめたいこと(クリーニング店)
季節年末の大掃除で、自分でできる場所と業者に任せる場所(ハウスクリーニング)
季節歓送迎会の予約を早めに決めたほうがよい理由(飲食店)
制度・手続き住宅のリフォームで使える補助制度の探し方(リフォーム店)
制度・手続き事業を始めたときに届け出る書類の一覧と、出す先(税理士事務所)
制度・手続きペット可の物件を借りるときに確認する契約の項目(不動産会社)
作業の流れ初めての来店から施術が終わるまでの流れ(整骨院・整体院)
作業の流れ注文住宅の相談から引き渡しまでの流れ(工務店)
作業の流れ体験授業を申し込んでから入塾するまでの流れ(学習塾)
スタッフの判断基準カットの長さを決めるとき、美容師が見ているところ(美容室)
スタッフの判断基準部品を交換するか修理で済ませるかの判断のしかた(自動車整備)
スタッフの判断基準花束の色合わせを決めるときに聞いていること(花屋)
よくある誤解自分で染めた髪を、美容室で染め直すときに伝えてほしいこと(美容室)
よくある誤解「全部経費にできる」と思われがちな支出の考え方(税理士事務所)
よくある誤解予約なしで行くと断られる、と思われがちな時間帯(飲食店)
事前準備・アフターケア撮影の前日までに準備しておくと当日が楽になること(写真館)
事前準備・アフターケアトリミングのあと、家でできる毛のお手入れ(ペットサロン)
事前準備・アフターケアリフォームの工事が終わったあとの、最初の点検で見ること(リフォーム店)

型から考えるときのコツは、1つの型を自分の全メニューに当てはめてみることです。たとえば「作業の流れ」の型を、扱っているサービスの数だけ書けば、それだけで数本のネタになります。どの型のネタも、書く前に「書く価値のあるネタの見分け方」の4つの区分に当てはめ、自分の経験で答えられるものから選んでください。

避けたいネタ

ネタが尽きてくると、つい書きやすい話題に流れがちです。Googleの有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成(外部サイト・新しいタブで開きます)は、検索エンジンからのアクセスを主な目的として作られたコンテンツの特徴として、次のような点を挙げています。

  • 既存の読者のためではなく、ただ話題になっているという理由で記事を書いている。
  • 価値を加えることなく、主に他の人の意見を要約している。
  • 実際の経験がないのに、検索からのアクセスを見込んで、ニッチな(特定の狭い)話題を扱っている。
  • 読み終えた人が、より良い情報を求めて再び検索する必要を感じてしまう。

会社やお店のブログに置き換えると、次のようなネタは避けたいところです。

避けたいネタなぜ避けたいか代わりにどうするか
事業と関係のない流行の話題読みに来た人がお客様になりにくい流行の話題と自分の業種が交わる部分だけを書く
他社の記事やニュースの要約新しい情報がなく、選ばれる理由がない自分の現場ではどうかという見解や事例を加える
経験のない分野の記事一般論しか書けず、正確さも確かめにくい自分のサービスの範囲に絞る
社内の出来事だけの日記新しいお客様が検索で見つける入口にならないお客様に関係する話(新しいサービスや設備など)と結びつける
結論のない「いかがでしたか」型の記事読者が答えを探して再び検索することになる最初に結論を書き、理由と具体例を続ける

お店の雰囲気やスタッフの人柄を伝える記事にも、来店前の不安を減らす価値はあります。ただし、それだけでは検索から新しいお客様は来にくいので、集客のための記事とは役割を分けて考えます。

ネタ切れを防ぐネタ帳の作り方

ネタ切れを防ぐいちばんの方法は、書くときに探すのではなく、ふだんから集めておくことです。お客様の質問は、記事を書こうと机に向かったときには思い出せません。聞かれたその場で記録しておくのが確実です。

ネタ帳は、表計算ソフトやスマートフォンのメモで十分です。次の列を用意しておくと、後で記事にするかどうかを判断しやすくなります。

列書くこと例
日付記録した日10月3日
出どころどこで知ったか店頭での質問
お客様の言葉質問を、お客様が使った言葉のまま「白髪染めって毎月しないとだめ?」
自分の答えの要点その場で答えた内容を一言で髪の伸び方と染め方で変わる。当店での目安と理由を説明した
区分4つの区分のどれか最優先で書く
状態未着手・下書き中・公開済み未着手

続けるためのコツは3つあります。

  1. 記録する場所を1つに決める。 メモ帳、手帳、メッセージアプリと散らばると、書くときに集められません。
  2. スタッフにも頼む。 受付や現場のスタッフは、店主とは違う質問を受けています。「聞かれたことを1行だけ書いておいて」と頼むだけで、ネタの量が増えます。
  3. 月に1回、ネタ帳を見直す。 たまったネタを4つの区分に分け、その月に書く記事を決めます。書く本数の決め方はブログの更新頻度の決め方を参考にしてください。

1つのネタを大きく書きすぎないことも、ネタ切れを防ぐコツです。「お風呂のリフォームのすべて」を1本で書くより、「費用」「期間」「工事中の入浴」のように、お客様の疑問ごとに分けたほうが、それぞれの疑問を検索した人に見つけてもらいやすくなります。反対に、同じ疑問に答える言葉の言い換え(「頻度」と「何ヶ月ごと」など)は、1本にまとめます。

ネタを記事にするときのポイント

ネタが決まったら、次の3点を意識して書くと、検索した人に選ばれやすくなります。

  • タイトルにお客様の言葉を使う。 お店の側が使う専門用語ではなく、お客様が実際に使った言葉をタイトルと最初の段落に入れます。
  • 最初に答えを書く。 「結論から言うと、当店では◯か月ごとをおすすめしています」のように、冒頭で質問に答えてから、理由や例外を続けます。
  • 自分の現場での例を1つ入れる。 「当店では、くせの強い方には〜とお伝えしています」のように、自分のお店ならではの判断を1つ加えるだけで、ほかのサイトとの違いが生まれます。

書き方の詳しい手順はSEOライティングの書き方で、公開前の確認はAI文章チェックのやり方で解説しています。

ネタ探しを仕組みに任せる方法

ネタ帳を続けられる人は、ここまでの方法で十分にネタを切らさず書けます。一方で、本業が忙しい時期は記録が止まり、検索候補を調べたり、検索数を確かめたりする時間も取れなくなりがちです。

進め方向いている人気をつけたいこと
ネタ帳で自分で集めるお客様と話す機会が多く、記録の習慣を作れる人忙しい時期に記録が止まりやすい
ライターや制作会社に任せる予算があり、書く作業まで任せたい人現場ならではの答えは、自分が伝える必要がある
ツールで候補を集める時間が限られ、判断だけを自分でしたい人どのネタを書くかと、下書きの事実確認は自分で行う

つむぎは、3つめの進め方のための道具です。キーワードページの「Google サジェストから探す」を使うと、今あるキーワード(まだない場合はサイト名)を手がかりに、Googleの検索候補から実際に入力されている言葉を最大30件集めます。この機能は、Googleと接続していなくても使えます。サーチコンソールと接続すれば、自分のサイトが実際に表示された言葉も候補として取り込めます。一覧に加えた言葉には、新しく書くか、今ある記事を直すかの提案が理由とともに届き、採用した言葉からは記事のタイトル案と下書きを作れます。

新しい記事の下書きは、標準的な約4,000字で4クレジットを使います。作った下書きを読んで承認するのはあなたで、サイトに載せるのも、承認した記事を書き出したあなた(またはサイト担当者)です。つむぎが勝手に公開することはありません。お客様から聞いた質問をキーワードとして手で追加し、そこから候補を広げることもできます。詳しい使い方はヘルプ「未流入キーワードを探索する」で確認できます。

登録時に付与される初回8クレジットで、新しい記事の下書きを2本ほど試せます。クレジットカードの登録は不要です。自分の業種でどんなネタ候補が集まるかを確かめたい場合は、無料で始めるから試してください。

よくある質問

会社のブログには何を書けばよいですか?
まずは、お客様からよく聞かれる質問を1つずつ記事にするのがおすすめです。その質問はほかの人も検索していることが多く、現場の経験で答えられるので、ほかのサイトにはない記事になります。
ネタ切れしたときは、まず何をすればよいですか?
最近1か月にお客様から受けた質問や、問い合わせの文面を見返してください。次に、自分の業種の言葉をGoogleの検索窓に入れ、表示される候補を書き出すと、検索されている疑問が見つかります。
日記やお知らせの記事は書かないほうがよいですか?
書いてもかまいませんが、検索から新しいお客様を集める役割は期待しにくい記事です。お店の雰囲気を伝える記事と、お客様の疑問に答える記事は役割を分け、集客のための記事を優先してください。
同業者がすでに書いているネタを書いてもよいですか?
書いてもかまいませんが、同じ内容をなぞるだけでは選ばれません。自分のお店での事例、判断の基準、よくある失敗など、自分にしか書けない答えを1つ以上加えられるときに書いてください。
検索数が少ないネタは書く意味がありませんか?
あります。検索数が少なくても目的がはっきりした言葉は競争がゆるく、小さなブログでも上位を狙えることがあります。単独の記事にするほどでなければ、近いテーマの記事の見出しとして加える方法もあります。
検索候補に出た言葉は、すべて記事にすべきですか?
すべてを記事にする必要はありません。値段・相場・いくらのように同じことを聞いている候補は1本にまとめ、自分のサービスと関係のない候補や、経験で答えられない候補は外します。残った候補から、書く価値の高いものを選んでください。
ネタ探しには、どのくらい時間をかければよいですか?
ふだんはお客様の質問をネタ帳に1行ずつ書き留め、月に1回、30分ほどでネタ帳を見直して書く記事を決める進め方が続けやすいです。検索候補やサーチコンソールを見るのも、その見直しのときにまとめて行います。
1つのネタで何本も記事を書いてよいですか?
答える疑問が違えば、分けて書くほうが検索で見つけてもらいやすくなります。ただし、言い換えにすぎない言葉ごとに記事を分けると、自分の記事どうしで読者を取り合うので、同じ疑問は1本にまとめてください。

チェックリスト

ネタを集めるとき、そして記事にするかを決めるときに、上から順に確認してください。

  • お客様によく聞かれる質問を、お客様の言葉のまま書き出した。
  • 問い合わせの文面から、悩みの部分を書き出した(個人が特定される情報は除いた)。
  • 現場で毎回説明していることや、よくある誤解を書き出した。
  • 自分の業種の言葉で、検索候補と「他の人はこちらも質問」を確かめた。
  • サーチコンソールで、想定していなかった言葉が表示されていないかを確かめた。
  • 集めたネタを、検索している人の多さと、自分の経験で答えられるかで4つに分けた。
  • すでに書いた記事と、答える疑問が重なっていないかを確かめた。
  • 税金・健康・お金に関わるネタは、一次情報で事実を確かめる予定を立てた。
  • ネタ帳の記録場所を1つに決め、スタッフにも記録を頼んだ。

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出典

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