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ホームページ集客の方法|小さなお店・会社が最初に選ぶ打ち手と順番

ホームページ集客の方法を、小さなお店や会社が本業の合間に進める前提で整理します。実際の検索数でみるお客様の2つの探し方、Googleビジネスプロフィールや記事、広告、SNSなど8つの方法の比較、業種別に最初に取り組む順番、問い合わせにつなげるページの整え方、効果の確かめ方までまとめました。

目次(25)

ホームページを作ったのに、問い合わせが来ない。そんな悩みを抱える小さなお店や会社は少なくありません。ホームページは、作っただけでは人が訪れない「看板のない店」のようなものです。集客の方法を調べると「15選」「12選」と多くの方法が並びますが、本業の合間に全部を試す時間はありません。必要なのは、自分の事業に合う方法を2つか3つに絞り、順番を決めて続けることです。この記事では、従業員の少ないお店や会社に向けて、お客様がどのように検索しているかを実際の検索数で確かめたうえで、8つの集客方法の違い、業種別に最初に取り組む順番、来てくれた人を問い合わせにつなげるページの整え方、効果の確かめ方までを解説します。

ホームページ集客は「入口」と「受け皿」の2つで考える

ホームページ集客とは、検索や地図、SNS、チラシなどの入口からホームページに人を呼び、予約や問い合わせにつなげることです。考えるべきことは、人を連れてくる「入口」と、来た人に選んでもらう「受け皿」の2つに分かれます。

集客がうまくいかないとき、多くの人は入口のほうばかりを増やそうとします。しかし、ホームページに料金が書かれていない、対応できる地域が分からない、問い合わせの方法が見つけにくい、といった受け皿の問題があると、せっかく来た人もそのまま帰ってしまいます。反対に、受け皿がしっかりしていても、入口がなければ誰にも見てもらえません。どちらか片方だけでは、問い合わせは増えません。

考えること具体的な中身うまくいかないときの症状
入口(見つけてもらう)Googleの検索結果や地図、SNS、チラシ、紹介などから、ホームページに来てもらうホームページを見に来る人がほとんどいない
受け皿(選んでもらう)料金、事例、よくある質問、対応地域、問い合わせ方法を分かりやすく載せる人は来ているのに、予約や問い合わせにならない

この記事では、まず入口を選び、次に受け皿を整え、最後に数字で確かめる、という順番で説明します。

状況別の読み分け早見表

今の状況に近い行から読むと、必要な部分に早くたどり着けます。

当てはまる状況次に読むセクション・アクション
どの集客方法から始めればよいか分からない「業種と状況で決める、最初に取り組む順番」
方法ごとの費用や手間の違いを知りたい「ホームページに人を集める8つの方法」
人は来ているのに問い合わせがない「来た人を問い合わせにつなげるページの整え方」
やっている方法が効いているか分からない「集客の効果の確かめ方」
ホームページをまだ持っていないwebサイト自動生成AIの選び方で作り方を確かめてから、この記事に戻る
検索からの集客にしぼって詳しく知りたいコンテンツSEOとは

お客様の探し方は2種類ある(実際の検索数で見る)

集客の方法を選ぶ前に、お客様がどのようにお店や会社を探しているかを知っておくと、方法を選びやすくなります。ここでは、いくつかの業種で、関連する言葉がGoogleでどのくらい検索されているかを見てみます。数字は、Google 広告の月間検索数データ(キーワードプランナーと同じデータ)による目安です(日本、2026年8月時点の直近12か月の平均)。

検索された言葉月間検索数の目安探し方の種類
パン屋 近く450,000今すぐ近くで探す
美容院 近く90,500今すぐ近くで探す
整体 近く22,200今すぐ近くで探す
整体 渋谷1,900今すぐ近くで探す(地域の名前を付ける)
整体 船橋1,000今すぐ近くで探す(地域の名前を付ける)
整体 料金880頼む前に調べる
リフォーム 会社 選び方590頼む前に調べる
税理士 探し方590頼む前に調べる

この表から、お客様の探し方には大きく2種類あることが分かります。

1つめは、「近く」や地域の名前を付けて、今すぐ行けるお店を探す探し方です。「パン屋 近く」は月に約45万回、「美容院 近く」は月に約9万回も検索されています。2026年10月11日に日本向けの設定で「美容院 近く」「整体 近く」の検索結果を確かめたところ、どちらもいちばん上に地図とお店の一覧が表示され、その下には予約サイトや口コミサイトの地域別のお店一覧が並んでいました(検索結果は、検索する場所や時期によって変わります)。こうした検索では、個別のお店のホームページよりも先に、Googleの地図に出るお店の情報が見られます。この探し方に応えるのは、主にGoogleビジネスプロフィールです。

2つめは、依頼する前に、料金や選び方を調べる探し方です。「リフォーム 会社 選び方」「税理士 探し方」は、それぞれ月に約590回検索されています。検索数は「近く」に比べて小さく見えますが、調べている人は依頼先を真剣に比べている段階で、読んだ記事の書き手に相談する可能性があります。この探し方に応えるのは、ホームページに載せる記事や、料金・事例のページです。

お客様の探し方を「今すぐ近くで探す」と「頼む前に調べる」の2種類に分け、それぞれに応える入口を示した図

上の図のとおり、「今すぐ近くで探す」人にはGoogleビジネスプロフィールで、「頼む前に調べる」人にはホームページの記事と料金・事例のページで応えます。来店型のお店は両方の探し方をされることが多く、相談や依頼の前に比べられやすい仕事ほど、2つめの探し方の割合が大きくなります。自分の業種でどちらの探し方が多いかは、Googleの検索窓に自分のサービスの言葉を入れ、続けて表示される候補を見るだけでも見当がつきます。

ホームページに人を集める8つの方法

ここからは、小さなお店や会社が取り組みやすい8つの集客方法を紹介します。最初に全体を表で比べ、そのあとで1つずつ説明します。費用や期間は業種や地域によって大きく変わるため、ここでは金額ではなく、お金と時間のかかり方の違いで比べています。

方法お金のかかり方効果が出るまで続けるための手間特に向いている事業
Googleビジネスプロフィール無料比較的早い(情報を整えた後)写真・情報の更新、口コミへの返信来店型・訪問型のお店
記事で検索から集める書く時間、または外注・ツールの費用月単位で時間がかかる記事を書き、見直し続ける依頼前によく調べられる仕事
ポータル・予約サイトへの掲載掲載料や手数料(各社で異なる)掲載後すぐ掲載情報と予約の管理予約で来店する業種
SNSでの発信投稿する時間投稿の直後に集中継続的な投稿見た目で選ばれる商品・お店
検索広告クリックされるたびに広告費出稿してすぐ予算と広告文の調整すぐに問い合わせが欲しい時期
チラシ・名刺・店頭の案内印刷・配布の費用配った時期配る場所と時期の工夫地域のお客様が中心の事業
既存のお客様からの紹介・口コミほぼかからないお客様の数しだい紹介をお願いする習慣満足度の高いお客様がいる事業
取引先・地域のサイトからの紹介ほぼかからない掲載されてから関係づくりと依頼地域や業界のつながりがある事業

1. Googleビジネスプロフィール

Googleビジネスプロフィールは、Googleの検索結果や地図に、お店の名前、場所、営業時間、写真、口コミなどを表示するための無料のサービスです。Google ビジネス プロフィールの紹介ページ(外部サイト・新しいタブで開きます)のよくある質問では、「ビジネス プロフィールを作成し、Google にビジネス情報を掲載するのに料金はかかりません」と説明されています。

地図に出るお店の順番について、Google ビジネス プロフィール ヘルプ(外部サイト・新しいタブで開きます)は、主に関連性、距離、知名度の3つで決まると説明しています。また、同じヘルプには「Google では、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません」とあります。お金を払って順位を上げることはできないので、正確な情報と写真を載せ、口コミに丁寧に返信するといった地道な作業が中心です。登録から口コミ運用までの手順は、ローカルSEO対策のやり方で詳しく解説しています。

なお、同じヘルプのガイドラインでは、ビジネスプロフィールを作れるのは、お客様が訪れることのできる店舗や拠点があるか、お客様のところへ出向くビジネスとされています。オンラインだけで完結するサービスは、次の「記事で検索から集める」が主な入口になります。

2. 記事で検索から集める(コンテンツSEO)

お客様が依頼する前に調べる疑問に答える記事をホームページに載せ、検索結果から来てもらう方法です。たとえば整体院なら「整体の頻度」「整体に行くときの服装」、リフォーム会社なら「リフォーム会社の選び方」のような疑問に、現場の経験を交えて答えます。

クリックされるたびの費用はかかりませんが、検索結果に表示されるまでに時間がかかります。GoogleのSEOスターター ガイド(外部サイト・新しいタブで開きます)は、サイトの変更が検索結果に反映されるまで「数時間かかる変更もあれば、数か月かかる変更もあります」と説明し、「一般的には、数週間待ってから Google 検索の検索結果に良い影響があったかどうか確認することをおすすめします」と続けています。そのため、すぐに人を集めたい時期の方法ではなく、数か月先に向けて入口を育てる方法と考えてください。狙う言葉の選び方や、一人で始める手順はコンテンツSEOとはで、記事にする疑問の集め方はブログのネタの探し方で解説しています。

3. ポータル・予約サイトへの掲載

美容院、飲食店、整体院など、予約して来店する業種では、地域の店を集めたポータルサイトや予約サイトに掲載する方法があります。すでに多くの人が使っている場所に載せるので、掲載したその日から見てもらえる可能性があるのが利点です。

一方で、掲載料や予約ごとの手数料がかかることが多く、条件はサイトによって異なります。同じページに同業のお店が並ぶため、価格で比べられやすい点にも注意が必要です。掲載する場合は、ポータルのページから自分のホームページへのリンクを載せられるかを確かめ、ホームページでしか読めない情報(施術の考え方や事例など)を用意しておくと、価格以外の理由で選んでもらいやすくなります。

4. SNSでの発信

InstagramやX(旧Twitter)、LINE公式アカウントなどで発信し、プロフィールや投稿からホームページへ案内する方法です。料理、髪型、施工の仕上がりのように、写真で魅力が伝わる商品やお店に向いています。

SNSの投稿は、フォローしている人のタイムラインに流れるため、投稿した直後に反応が集中し、時間がたつと見られにくくなります。また、フォロワーが少ないうちは、届く範囲も限られます。SNSは「すでに知っている人との関係を保つ場所」、検索や地図は「まだ知らない人に見つけてもらう場所」と役割を分けて考えると、時間をかけすぎずに済みます。

5. 検索広告

Googleなどの検索結果に、お金を払って広告を表示する方法です。Google 広告の費用管理の説明ページ(外部サイト・新しいタブで開きます)によると、クリック単価制では「広告がクリックされるごとにお支払いが発生します」。同じページでは、1日の平均予算を設定でき、「この金額はいつでも調整できます」とも説明されています。

広告の利点は、出稿したその日から検索結果に表示できることです。開業直後や繁忙期の前など、すぐに問い合わせが欲しい時期に向いています。一方で、広告を止めると表示も止まり、クリック1回ごとの費用は競合の多い言葉ほど高くなりがちです。広告から来た人がすぐに問い合わせできるよう、受け皿のページを先に整えてから始めるのが基本です。

6. チラシ・名刺・店頭の案内

紙のチラシや名刺、店頭の看板、レシート、ショップカードなどに、ホームページのアドレスやQRコードを載せる方法です。インターネットの集客方法ではありませんが、地域のお客様が中心のお店では、今も確実な入口の1つです。

チラシに全部の情報を載せようとすると読みにくくなります。紙には「何のお店か」「どこにあるか」と、詳しい情報が載っているホームページへの案内だけを載せ、料金や事例、よくある質問はホームページで読んでもらう分担にすると、両方が生きます。

7. 既存のお客様からの紹介・口コミ

満足してくれたお客様に、知り合いへの紹介や口コミの投稿をお願いする方法です。SEOスターター ガイドは、サイトを広める方法のうち「特に効果的で持続的な方法としては、クチコミがあります」と書いています。

お願いするときは、紹介しやすい材料を用意しておくのがコツです。たとえば、ホームページに「初めての方へ」のページを作っておけば、「このページを見てもらえれば分かります」と紹介してもらえます。Googleビジネスプロフィールの口コミは、お客様の率直な感想として、次のお客様の判断材料になります。

8. 取引先・地域のサイトからの紹介

取引先や仕入れ先、商店会、地域の団体などのホームページで、自分のお店や会社を紹介してもらう方法です。SEOスターター ガイドは、Googleが新しいページを見つけるのは「ほとんどはリンクを通じて」行われていると説明しています。関係のあるサイトからのリンクは、そのサイトを見ている人に知ってもらう入口になるだけでなく、検索エンジンにホームページを見つけてもらう手がかりにもなります。

ただし、リンクを買ったり、関係のないサイトに大量にリンクを載せてもらったりするのは逆効果です。実際の取引や地域のつながりがある相手に、紹介を頼むのが基本です。

業種と状況で決める、最初に取り組む順番

8つの方法を全部同時に始める必要はありません。お客様がどの範囲から来るかと、依頼するまでにどのくらい調べるかで、最初に取り組む方法はほぼ決まります。

お客様が来る範囲(近所が中心か、広い地域か)と、依頼するまでに調べる量(少ないか、多いか)の2軸で、最初に取り組む集客方法を4つに分けた図

上の図は、横軸に「お客様が来る範囲」、縦軸に「依頼するまでに調べる量」をとり、4つの区分ごとに最初に取り組む方法を示したものです。

区分業種の例最初に取り組む方法次に足す方法
近所が中心で、あまり調べずに決めるパン屋、飲食店、クリーニング店Googleビジネスプロフィール、店頭・チラシの案内写真の多いSNS、口コミのお願い
近所が中心で、よく調べてから決める整体院、美容院、リフォーム会社、学習塾Googleビジネスプロフィール、料金・事例のページ依頼前の疑問に答える記事
広い地域が対象で、あまり調べずに決めるネットで買える日用品や食品の販売検索広告、SNS商品の使い方や選び方の記事
広い地域が対象で、よく調べてから決めるオンライン相談を受ける専門家、法人向けのサービス依頼前の疑問に答える記事、事例のページ取引先からの紹介、検索広告

迷ったときは、次の順番で考えると決めやすくなります。

  1. お客様が訪れる店舗がある、またはお客様のところへ出向く仕事なら、まずGoogleビジネスプロフィールを整える。無料で、地図で探す人に届くためです。
  2. 次に、ホームページの受け皿(料金、事例、よくある質問、問い合わせ方法)を整える。どの入口から来た人も、最後はここで判断するためです。
  3. 依頼前によく調べられる仕事なら、記事を月に数本ずつ書き始める。成果が出るまで時間がかかるので、早めに始めるほど有利です。
  4. すぐに問い合わせが欲しい時期だけ、予算を決めて検索広告を使う。
  5. 余力があれば、SNSやチラシ、紹介のお願いを足す。

この順番のよいところは、お金がかからず効果が長く続く方法から始められることです。最初から広告やポータルサイトに頼ると、止めた瞬間に集客も止まってしまいます。無料の入口と受け皿を先に作っておけば、広告を使うときも、その効果を受け皿が受け止めてくれます。

整体院を例にした組み立て

順番のイメージをつかむために、駅から歩いて通える整体院を例に、入口と受け皿、確かめる数字を組み立ててみます。近所のお客様が中心で、施術を受ける前によく調べられる業種なので、図の左上の区分に当たります。

段階やること確かめる数字
入口1(地図)Googleビジネスプロフィールに、営業時間、予約方法、院内の写真、施術の種類を載せる。口コミには返信するパフォーマンスの「ルート」「通話数」「ウェブサイトのクリック」
受け皿ホームページに、料金と回数券の考え方、初めての方の流れ、よくある質問(服装、所要時間、保険が使えるか)を載せる料金ページから予約ページへ進んだ数
入口2(記事)「整体とマッサージの違い」「整体に行く頻度」など、予約前の疑問に答える記事を月に2本ずつ書くサーチコンソールの表示回数と、記事から予約ページへ進んだ数
入口3(紙と紹介)施術後に渡すカードに、ホームページのQRコードと「初めての方へ」のページを載せる予約のときの「何で知りましたか」

この組み立てでは、地図から来た人も、記事から来た人も、紹介で来た人も、最後は同じ受け皿(料金と初めての方の流れ)で判断します。だからこそ、受け皿を最初に整える意味があります。

お金をかける方法を試すときの決め方

検索広告やポータルサイトのように、お金がかかる方法を試すときは、始める前に「いつまで」「いくらまで」「何が起きたら続けるか」を決めておくと、ずるずると費用がかかり続けることを防げます。

  • 期間を決める:たとえば1か月だけ、繁忙期の前の2か月だけ、のように終わりの日を先に決めます。
  • 上限の金額を決める:広告なら1日の予算、ポータルなら月の掲載料と手数料の合計で、払ってよい上限を決めます。広告の1日の予算は、あとから変えられます。
  • 続ける条件を決める:「1件の予約や問い合わせを得るのに使ってよい金額」を先に決めておき、期間が終わったら、使った金額を増えた予約や問い合わせの数で割って比べます。

ここで大事なのは、1件あたりに使ってよい金額を、自分の事業の数字から決めることです。1回の来店や1件の依頼で得られる利益、リピートしてくれる割合を考えると、払ってよい上限が見えてきます。上限を超えるようなら、その方法は自分の事業には合っていないか、受け皿のページに問題があると考え、やり方を見直します。

来た人を問い合わせにつなげるページの整え方

入口を増やしても、ホームページに来た人が問い合わせをしなければ集客にはなりません。訪れた人が「ここに頼んでよいか」を判断するために探す情報は、業種が違ってもおおむね共通しています。

載せる情報載せる理由よくある不足
料金とその内訳依頼する前に最も気にされる点の1つ「お問い合わせください」だけで、目安が分からない
対応できる地域・営業時間自分が対象かをすぐに判断できる地図や住所はあるが、出張の範囲が書いていない
事例・お客様の声自分と似た人が頼んで満足したかが分かる写真だけで、どんな悩みをどう解決したかがない
よくある質問問い合わせの前の不安を減らす実際には聞かれない質問ばかり並んでいる
誰がやっているか書き手や担当者の経験が分かると安心できる会社概要だけで、人の顔や経歴が見えない
問い合わせ・予約の方法迷わず次の行動に移れるページの最後にしかなく、スマートフォンで探しにくい

「誰がやっているか」について、Googleの有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成(外部サイト・新しいタブで開きます)は、コンテンツを「誰が」「どのように」「なぜ」作ったかを読者に分かるようにすることをすすめています。同じページは、経験、専門性、権威性、信頼性のうち「中でも、信頼性は最も重要なものです」と書いています。料金や対応できないことを正直に書くことは、読む人の安心につながるだけでなく、Googleが重視する信頼性にも沿っています。

料金ページに載せたい4つのこと

受け皿の中でも、問い合わせの前にいちばん見られやすいのが料金のページです。金額を出しにくい仕事でも、次の4つを書いておくと、読む人は自分の場合を想像しやすくなります。

  1. 基本の料金か、よくある依頼の目安:「1回60分で◯円」「6畳の張り替えで◯円から」のように、いちばん多い依頼の例で示します。
  2. 料金が変わる条件:時間、広さ、材料、地域、急ぎかどうかなど、金額が上下する理由を書きます。条件が分かると、「自分の場合は高くなりそうか」を読む人が判断できます。
  3. 料金に含まれるもの、含まれないもの:出張費、材料費、初回の相談料などが別にかかるかを書きます。後から追加の費用が出ると、満足していても不信感が残ります。
  4. 支払い方法と、相談・見積もりが無料かどうか:現金だけか、カードや振込が使えるか、見積もりの段階で費用がかかるかを書きます。

金額をすべて載せるのが難しい場合でも、条件と目安があるだけで、「とりあえず聞いてみよう」と思ってもらいやすくなります。反対に「料金はお問い合わせください」だけのページは、比べている人の候補から外れてしまうこともあります。

スマートフォンで見る人が多いことも意識しておきます。電話番号は押せばそのまま電話がかけられる形にする、予約や問い合わせのボタンをページの途中にも置く、地図アプリで開ける住所を載せる、といった小さな工夫で、問い合わせまでの手間が減ります。

記事を書いている場合は、記事から料金ページや予約ページへの案内を忘れないようにしましょう。記事の途中と最後に、関係するページへのリンクを置くだけで、読んだ人が次の行動に移りやすくなります。記事どうし、記事とサービスのページのつなぎ方は内部リンクとはで詳しく解説しています。

集客の効果の確かめ方

集客の方法を始めたら、月に1回は数字で効果を確かめます。全部の数字を毎日見る必要はありません。方法ごとに、見る場所と見る数字を決めておけば十分です。

確かめたいこと見る場所見る数字
地図や検索で、お店がどう見つけられたかGoogleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」検索、閲覧数、ルート、通話数、ウェブサイトのクリック
ホームページが検索でどう見られているかGoogleサーチコンソール(Search Console)表示回数、クリック数、平均掲載順位、表示された言葉
ホームページに来た人が問い合わせまで進んだかGoogleアナリティクスなどのアクセス解析問い合わせや予約の完了の数、どの入口から来たか
紙や紹介など、数字に出にくい入口来店・問い合わせのときの聞き取り「何で知りましたか」への答え

Googleビジネスプロフィールで見られる数字は、Google ビジネス プロフィール ヘルプ(外部サイト・新しいタブで開きます)の「パフォーマンス」の説明で一覧になっています。同じヘルプによると、表示されるのはビジネスに関連する数字だけで、たとえば通話数を見るには電話番号の登録が必要など、プロフィールの種類や設定によって表示されない数字もあります。また、パフォーマンスはオーナー確認を済ませたプロフィールでのみ見られます。サーチコンソールの見方はサーチコンソールの使い方で、月1回の確認手順とあわせて解説しています。Googleアナリティクスでは、問い合わせの完了のような大事な行動を「キーイベント」として印を付けると、どの入口から来た人が問い合わせたかを比べられます(アナリティクス ヘルプ「イベントにキーイベントとしてマークを付ける」(外部サイト・新しいタブで開きます))。

数字を見るときは、1か月ごとの増減だけで判断しないことが大切です。先に紹介したとおり、Googleもサイトを変えたあとは数週間待ってから検索結果への影響を確かめるようすすめています。季節や天気、地域の行事でも来店や問い合わせは動きます。前の月と比べるだけでなく、可能なら前の年の同じ月とも比べ、3か月ほどの流れで判断してください。人が来ているのに問い合わせがない場合は受け皿を、そもそも人が来ていない場合は入口を見直します。ブログや記事の段階ごとの切り分け方はブログで集客できない原因と直し方が参考になります。

ホームページ集客でよくある失敗

最後に、小さなお店や会社でよく見かける失敗をまとめます。

  • 作ったまま更新しない:営業時間や料金が古いままだと、来た人に不信感を与えます。情報が変わったら、ホームページとビジネスプロフィールの両方を同じ日に直します。
  • 方法を一度に増やしすぎる:SNS、ブログ、広告、ポータルを同時に始めると、どれも中途半端になりがちです。2つか3つに絞り、効果を確かめてから足します。
  • 受け皿を整えずに広告を始める:料金や問い合わせ方法が分かりにくいまま広告を出すと、クリックの費用だけがかかります。
  • SNSのフォロワー数だけを目標にする:フォロワーが増えても、ホームページや予約につながらなければ集客にはなりません。プロフィールや投稿からの案内先を決めておきます。
  • お知らせや日記だけのブログを続ける:既存のお客様には役立ちますが、検索から新しいお客様に見つけてもらう役割は小さくなります。お客様の疑問に答える記事を混ぜましょう。
  • 効果を確かめずに続ける、またはすぐやめる:月に1回は数字を見て、続けるか、やり方を変えるかを決めます。記事のように時間がかかる方法は、数か月の流れで判断します。

時間が限られる人の、最初の1か月の進め方

本業が忙しい人でも、1週間に1〜2時間を使えれば、最初の1か月で集客の土台を作れます。次の順番で進めてみてください。

  1. 1週目:Googleビジネスプロフィールを整える。お店の名前、住所、営業時間、電話番号、ホームページのアドレス、写真を確かめ、足りないものを足します(店舗がある、またはお客様のところへ出向く仕事の場合)。
  2. 2週目:ホームページの受け皿を整える。料金の目安、対応できる地域、問い合わせ方法が、スマートフォンで見ても分かりやすいかを確かめ、足りない情報を足します。
  3. 3週目:よくある質問を10個書き出す。お客様によく聞かれる質問を書き出し、ホームページの「よくある質問」に載せます。答えを長く書けそうな質問は、記事にする候補として残しておきます。
  4. 4週目:最初の記事を1本書き、紙の案内を見直す。候補の中から、依頼に近い疑問を1つ選んで記事にします。あわせて、名刺やチラシにホームページのアドレスやQRコードが載っているかを確かめます。

2か月目からは、記事を月に2本ほど書き足しながら、月に1回、前の章の表で数字を確かめていきます。何本書くのが無理のない量かは、ブログの更新頻度の決め方で、使える時間から逆算する方法を紹介しています。外注やツールを使う場合の費用はSEO対策の費用はいくら?にまとめています。

つむぎで記事づくりを続ける方法

8つの方法のうち、続けるのにいちばん手間がかかるのが「記事で検索から集める」方法です。何を書くかを決め、下書きを作り、確かめて公開する作業を毎月続ける必要があります。つむぎは、このうち「何を書くかの候補を出すこと」と「下書きを作ること」を手伝う道具です。

つむぎでは、サイトを登録して事業の内容と集めたいお客様を伝えると、キーワードページの「次にやること」に、キーワードと打ち手(新規記事・リライト)をセットにしたおすすめが理由とともに届きます。採用したおすすめからは記事の下書きを作れ、新しい記事の下書きは標準的な約4,000字で4クレジットです。無料で始められ、登録時の8クレジットで新規記事の下書き2本ほどを試せます。続けて使う場合はLite(月額4,980円・税込、毎月16クレジット)から選べます(2026年10月時点)。

作った下書きを読んで承認するのはあなたで、サイトに載せるのも、承認した記事を書き出したあなた(またはサイト担当者)です。つむぎが勝手に公開することはありません。Googleビジネスプロフィールの更新や広告の運用、SNSの投稿は、つむぎでは行いません。

こんな人に向いているまだ早い、または向いていない人
依頼前によく調べられる仕事で、記事の入口を育てたい人近所のお客様が中心で、まだビジネスプロフィールを整えていない人(先にそちらから)
何を書くか決めるのに時間がかかっている人今週中に問い合わせを増やしたい人(広告のほうが向いています)
下書きに自分の経験を足して確かめる時間は取れる人下書きを確かめずにそのまま公開したい人

よくある質問

ホームページ集客は、何から始めればよいですか?
店舗がある、またはお客様のところへ出向く仕事なら、まず無料のGoogleビジネスプロフィールを整えます。次に、ホームページに料金、対応地域、問い合わせ方法を分かりやすく載せ、そのうえで記事や広告などの入口を足していくのがおすすめです。
お金をかけずにできる集客方法はありますか?
Googleビジネスプロフィールは無料で使えます。記事を自分で書く方法、既存のお客様に紹介や口コミをお願いする方法、取引先のサイトで紹介してもらう方法も、お金はほとんどかかりません。そのぶん時間がかかるので、続けられる量を決めて取り組みます。
SNSとホームページは、どちらが大事ですか?
役割が違います。SNSはすでに知っている人との関係を保つのに向き、投稿の直後に反応が集中します。ホームページは、検索や地図から新しいお客様に見つけてもらい、料金や事例を読んで判断してもらう場所です。SNSからホームページへ案内する形で両方を使うのが基本です。
ホームページを作ったのに、検索に出てきません。
作ったばかりのページは、Googleに見つけてもらうまで時間がかかることがあります。サーチコンソールに登録すると、ページが検索に登録されているかを確かめられます。登録されていても順位が低い場合は、お客様が検索する疑問に答えるページや記事を増やしていきます。
広告は出したほうがよいですか?
すぐに問い合わせが欲しい時期には有効です。Google 広告のクリック単価制では、クリックされるごとに費用がかかり、1日の予算はいつでも調整できます。止めると表示も止まるので、先にホームページの受け皿を整え、期間と予算を決めて使うのがおすすめです。
効果が出るまでどのくらいかかりますか?
方法によって違います。広告やポータルサイトは掲載してすぐに見てもらえますが、記事で検索から集める方法は、検索結果に反映されるまで数か月かかることもあります。月に1回は数字を確かめ、3か月ほどの流れで判断してください。
ホームページ集客は自分でできますか?外注すべきですか?
ビジネスプロフィールの整備やページの情報の追加は、自分でできることが多い作業です。記事づくりは時間がかかるので、外注やツールに下書きを任せ、事実の確認と公開の判断だけを自分で行う方法もあります。費用の比べ方は、SEO対策の費用をまとめた記事が参考になります。
人は来ているのに問い合わせがありません。何を見直せばよいですか?
まず、料金の目安、対応できる地域、問い合わせの方法が、スマートフォンで見ても分かりやすいかを確かめます。次に、事例やよくある質問で、依頼前の不安に答えられているかを見直します。記事から料金ページや問い合わせページへの案内があるかも確認してください。

チェックリスト

ホームページ集客を始める前と、毎月の見直しのときに、上から順に確認してください。

  • 自分のお客様が「近くで探す」か「頼む前に調べる」か、検索の候補を見て確かめた。
  • 店舗がある、または出向く仕事なら、Googleビジネスプロフィールの情報と写真を整えた。
  • ホームページに、料金の目安、対応地域、営業時間を載せた。
  • 事例、よくある質問、誰がやっているかを載せた。
  • 問い合わせ・予約の方法を、スマートフォンでも見つけやすい位置に置いた。
  • 取り組む集客方法を2つか3つに絞り、始める順番を決めた。
  • 広告を使う場合は、期間と1日の予算を決めた。
  • 名刺、チラシ、店頭の案内に、ホームページのアドレスやQRコードを載せた。
  • 月に1回、ビジネスプロフィール、サーチコンソール、アクセス解析の数字を確かめる日を決めた。
  • 来店や問い合わせのときに「何で知りましたか」と聞くようにした。

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出典

  • #ホームページ集客
  • #Web集客
  • #SEO
  • #小規模事業者

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