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SEOタイトルの付け方|文字数の考え方と業種別の例文、書き換えへの対処

SEOタイトル(titleタグ)の付け方を、Googleの公式説明を根拠に解説します。文字数に上限はなく表示は画面幅で切れるという前提から、前半に何を置くか、5つの手順、飲食店・工務店・税理士・ネットショップ・教室の悪い例と良い例、検索結果で書き換えられる理由と直し方、Search Consoleのクリック率で見直す方法までまとめました。

目次(28)

SEOタイトルとは、検索結果で青く大きく表示される見出しの元として、ページごとに設定する題名のことです。HTMLでは <title> という部分に書くため、「titleタグ」「タイトルタグ」とも呼ばれます。検索した人は、並んだタイトルを見比べて、どのページを開くかを決めます。Google自身も、検索した人が結果を選ぶ主な手がかりの1つがページのタイトルだと説明しています(An update to how we generate web page titles(外部サイト・新しいタブで開きます)、2021年8月)。

この記事では、タイトルの付け方だけに絞って掘り下げます。よく見かける「タイトルは◯字以内」という目安について、Googleの公式説明に実際に何が書かれているかを確かめたうえで、前半に何を置けばよいか、付け方の手順、業種別の悪い例と良い例、検索結果で別の文に書き換えられたときの直し方、付けたあとに数字で見直す方法までを順に紹介します。説明文(メタディスクリプション)や本文の書き方は、それぞれ専用の記事に案内しますので、タイトルで迷っている人はここから読み進めてください。

SEOタイトルとは、検索結果の青い見出しの元になる題名

SEOタイトルは、ページの中身をひとことで表し、検索結果の見出しとして使ってもらうための題名です。ページを開いた人の画面では、ブラウザのタブに表示される文字がこれにあたります。

Googleは検索結果に出る見出しを「タイトルリンク」と呼んでいます。Googleのタイトルリンクのガイド(外部サイト・新しいタブで開きます)によると、タイトルリンクはGoogleが自動で決めるもので、手動で変えることはできません。ただし、決めるときにいちばん重く見る材料は、ページに書いた <title> の文です。Googleが2021年9月に公開した説明では、検索結果の見出しに <title> の文が使われる割合は約87%でした(More information on how Google generates titles for web page results(外部サイト・新しいタブで開きます))。つまり、ほとんどの場合は自分で付けたタイトルがそのまま出ますが、1割強は別の文に置き換えられている、ということです。置き換えの理由と直し方は後半で説明します。

似た言葉が多いので、ここで整理しておきます。

呼び方どこに出るか誰が決めるか
SEOタイトル(titleタグ、タイトルタグ)ブラウザのタブ、検索結果の見出しの第一候補ページを作る人
タイトルリンク検索結果に実際に表示される青い見出しGoogle(titleタグなどを材料に決める)
記事の見出し(大見出し、h1)ページを開いたときに、本文の一番上に大きく表示される題名ページを作る人

ブログサービスやホームページ作成サービスでは、記事の題名欄に入れた言葉が、そのまま記事の見出しとSEOタイトルの両方に使われることがよくあります。GoogleのSEOスターターガイド(外部サイト・新しいタブで開きます)も、ほとんどのCMS(ホームページを作って更新するためのサービスやソフト)はタイトルを自動的に <title> に設定すると説明しています。SEO用の設定欄があるサービスでは、記事の見出しとは別に、検索結果用のタイトルを入れられる場合もあります。

状況別の読み分け早見表

タイトルで困っていることによって、先に読むとよい部分が変わります。

当てはまる状況次に読むところ
これから記事やページのタイトルを付ける「付け方の手順」と「業種別の悪い例と良い例」
何字にすればよいか分からない「文字数の目安」
検索結果に、付けたのと違うタイトルが出ている「検索結果でタイトルが書き換えられる理由と直し方」
表示はされるのにクリックされない「付けたあとにSearch Consoleで見直す方法」
タイトルの下に出る説明文も直したいメタディスクリプションとは
本文や見出しを含めて書き方を全体で見直したいSEOライティングの書き方

Googleが勧めるタイトルの条件

Googleが勧めるのは、ページごとに違い、中身を具体的かつ簡潔に表すタイトルです。SEOスターターガイドは、良いタイトルを「そのページに固有で、明確かつ簡潔であり、内容を正確に説明しているタイトル」と表現しています。タイトルリンクのガイドに並ぶおすすめの方法を、中小事業者のサイトに当てはめると次のようになります。

1. すべてのページにタイトルを付ける。 空欄のページや、作成したときの仮の題名のまま残っているページがないかを確かめます。ガイドは、タイトルが指定されていることを最初の条件に挙げています。

2. 具体的で分かりやすくする。 ガイドは、トップページを「ホーム」、人物のページを「プロフィール」とだけ付けるような曖昧なタイトルを避けるよう書いています。店や会社のサイトなら、「お知らせ」「サービス」「料金」だけのタイトルも同じ状態です。何の、どこの、誰向けのページかが分かる言葉を足します。

3. 不必要に長くしない。 ガイドは、<title> に不必要に長いものや無駄な情報を含めないよう求めています。長くした分だけ、後ろのほうは検索結果で省略されます。

4. キーワードを詰め込まない。 ガイドは「Foobar, foo bar, foobars, foo bars」のように同じ語句を繰り返す例を挙げ、こうしたキーワードの乱用はGoogleや利用者から不正行為と見なされる可能性があるとしています。「外壁塗装 外壁塗装 費用 外壁塗装 おすすめ」のようなタイトルがこれにあたります。

5. 全ページで同じ文や定型文を使わない。 ガイドは、すべてのページに「激安セール実施中」と付けると利用者がページを区別できなくなると説明しています。長い共通の文の一部だけを変えたタイトルも適切ではないとしています。

6. サイト名は先頭か末尾に短く入れる。 ガイドは、サイト名を各ページのタイトルの先頭か末尾にだけ入れ、ハイフン、コロン、パイプ(縦線)などの区切り記号で残りと分ける方法を示しています。SEOスターターガイドも、ウェブサイトや会社の名前、住所などの重要な情報、何を提供するページかをタイトルに含められると書いています。

7. ページの大見出しをはっきりさせる。 Googleはタイトルリンクを作るときに、ページ上で最も目立つ見出しも見ています。同じ大きさの見出しが並んでいると、どれが題名か判断しにくくなるため、本文の一番上に目立つ見出しを1つ置くよう勧めています。

8. 本文と同じ言語で書く。 本文が日本語なら、タイトルも日本語で書きます。ガイドは、タイトルの言語や文字の種類が本文と違うと、別の文を見出しに選ぶことがあると説明しています。

これらはどれも「検索した人が、見出しだけでページの中身を正しく想像できるか」という1つの考え方にまとまります。タイトルを付けたら、自分のサイトを知らない人が検索結果でその1行だけを見たとき、何のページか分かるかを考えてみてください。

文字数の目安:Googleは上限を決めておらず、表示は画面幅で切れる

タイトルの長さについて、Googleは文字数の上限や最適な字数を示していません。英語版のタイトルリンクのガイドには、<title> の長さに制限はないが、検索結果の見出しは必要に応じて、通常は端末の画面幅に合わせて切り詰められる、と書かれています(Influence your title links in search results(外部サイト・新しいタブで開きます)、2025年12月更新)。日本語版も、<title> に設定した文がすべて表示されるわけではなく、検索結果にはその一部しか表示されなくなる、と説明しています。

SEO会社などの解説記事では「29〜35字」「30字前後」「32字まで」といった目安がよく挙がります。これらは各社が検索結果の見え方を調べて出した経験的な数字で、Googleの公式説明に書かれた数字ではありません。表示される幅は、スマートフォンかパソコンか、文字の種類(漢字・ひらがな・英数字)などで変わるため、決まった字数で線を引くことはできません。この記事でも、何字以内という数字は示しません。

代わりに守りたいのは、「省略されても困らない順番に並べる」ことです。見出しは後ろから切られるので、前半だけで「何についての、どんな答えがあるページか」が伝わるようにします。

SEOタイトルを前半・後半・末尾の3つに分け、画面の幅が足りないと後ろから省略されるため、何が分かるかを前半に置くことを示した図

図のように、タイトルは3つの部分で考えると組み立てやすくなります。

  • 前半:検索される言葉+分かること。ここだけで意味が通るようにします。
  • 後半:詳しい中身・補足。省略されても前半だけで意味が通るように、詳しい中身や対象者・地域などを置きます。
  • 末尾:サイト名・店名。区切り記号で分けます。

長さを確かめるときは、字数を数えるより、実際に自分のスマートフォンで検索して、自分のページの見出しがどこで切れているかを見るほうが確実です。切れた位置より前に「何が分かるか」が入っていれば、それ以上削る必要はありません。逆に、前半が「【2026年最新版】徹底解説!」のような飾りの言葉で埋まっていると、肝心の中身が省略されて見えなくなります。

SEOタイトルの付け方の手順

ここからは、地域の工務店が「キッチンリフォーム 費用」を狙ってブログ記事を書く場面を例に、タイトルを付ける手順を紹介します。例はすべて考え方を示すためのもので、そのまま使う文面ではありません。

ステップ1 検索される言葉を1つ決める

まず、そのページで見つけてもらいたい検索語を1つ決めます。1つのタイトルに複数のテーマを入れると、どの検索にも中途半端になります。言葉の選び方は、ロングテールキーワードとはで、実際に検索されている言葉の探し方として紹介しています。

例:「キッチンリフォーム 費用」

ステップ2 その言葉で検索する人の疑問を書き出す

次に、その言葉で検索する人が知りたいことを書き出します。実際に検索して、上位に並ぶページのタイトルを見ると、多くの人が求めている答えの形が分かります。上位のページがどれも金額の目安を見出しにしているなら、読者がまず知りたいのは「いくらかかるか」です。

例:「全体でいくらかかるのか」「どこにお金がかかるのか」「安くする方法はあるのか」

ステップ3 ページで分かることを具体的な言葉にする

書き出した疑問のうち、そのページが実際に答えている内容を、具体的な言葉にします。ここで本文にない約束をしてはいけません。タイトルで約束した内容が本文になければ、開いた人はすぐに戻ってしまいます。

例:「価格帯別の工事内容」「費用を抑える3つの方法」

ステップ4 前半に言葉と分かることを置き、後半に詳しい中身を置く

ステップ1の言葉と「何が分かるか」を前半にまとめ、ステップ3で決めた詳しい中身や、対象者・地域などの補足は後半に回します。区切りには「|」や「:」を使うと、前半と後半の切れ目が分かりやすくなります。

例:「キッチンリフォームの費用相場|価格帯別の工事内容と安くする3つの方法」

ステップ5 最後にサイト名を付け、ほかのページと並べて確かめる

最後に、必要ならサイト名を末尾に付けます。ブログサービスによっては、サイト名が自動で末尾に付く設定になっているので、二重にならないか確かめます。そのうえで、自分のサイトの似たテーマのページとタイトルを並べ、同じ言葉で始まるページがほかにないか、区別できるかを確かめます。

例:「キッチンリフォームの費用相場|価格帯別の工事内容と安くする3つの方法|〇〇工務店」

同じテーマの記事が2本あり、タイトルもほとんど同じなら、検索結果ではどちらか一方しか上位に出にくくなります。片方を別の疑問に答える記事に変えるか、1本にまとめることを検討してください。

タイトルに入れると伝わりやすい言葉と、避けたい言葉

タイトルに足す言葉は、「検索した人が、開く前に知りたいこと」を基準に選びます。飾りの言葉より、読者が自分に関係あるかを判断できる言葉のほうが、限られた幅の中で役に立ちます。

足すと伝わりやすい言葉例気をつけたいこと
数(いくつ分かるか)「費用を抑える3つの方法」「よくある質問10選」本文の項目数と必ず合わせる
対象者「個人事業主の」「初めての方向け」「中学生の」対象を狭めすぎて、検索される言葉から外れないようにする
地域「〇〇駅の」「〇〇市の」実際に対応している地域だけを書く
答えの形「相場」「流れ」「選び方」「比較」「やり方」本文がその形になっているかを確かめる
時期や年「2026年度の料金」「夏期講習の日程」年が変わったら必ず直す。古いままだと書き換えの原因になる

反対に、限られた幅を使ってしまうわりに、読者の判断材料にならない言葉もあります。

  • 「【必見】」「【保存版】」「徹底解説」「完全ガイド」などの飾り:どのページにも付けられる言葉なので、ほかの検索結果との違いになりません。付けるとしても後半に回します。
  • 「〜について」「〜のご紹介」「〜のお知らせ」:何が分かるのかを言っていないため、読者は開くかどうかを判断できません。「〜の費用と工期」「〜の日程と申し込み方法」のように、中身を表す言葉に置き換えます。
  • 「最安」「No.1」「絶対」などの言い切り:根拠を本文で示せない言い切りは、開いた人の信頼を失います。根拠を示せない限り使わないでください。
  • 同じ意味の言葉の重ね書き:「費用・料金・値段・価格」のように言い換えを並べても、伝わる内容は増えません。Googleのガイドが避けるよう求めている、キーワードの乱用に近い形になります。

迷ったときは、そのタイトルを声に出して読んでみてください。人に向かって話したときに不自然に聞こえる並べ方は、検索結果で見ても読みにくいものです。

業種別の悪い例と良い例

中小事業者のサイトでよく見るタイトルを、業種別に直してみます。どれも考え方を示すための例です。

業種とページ悪い例良い例
飲食店のトップページホーム|〇〇亭〇〇駅の和食店 〇〇亭|個室あり・昼の定食と夜のコース
工務店のブログ記事リフォームについて考える浴室リフォームの費用と工期|ユニットバス交換の流れ
税理士事務所のサービスページサービス案内個人事業主の確定申告代行|〇〇市の〇〇税理士事務所
ネットショップの商品ページ商品詳細|〇〇ショップ国産ひのきのまな板 中サイズ|〇〇ショップ
学習塾・教室のブログ記事夏休みのお知らせ中学生の夏期講習はいつから?〇〇市の日程と費用の目安

悪い例に共通するのは、ページの種類(ホーム、サービス、商品詳細)や漠然とした話題だけで、何のページかが分からないことです。Googleのガイドが避けるよう書いている「ホーム」「プロフィール」のような曖昧なタイトルと同じ形です。

良い例では、次の3つを意識しています。

  • 地域を入れる:飲食店・税理士事務所・教室のように、近くのお客さまを相手にする業種では、駅名や市区町村名を入れると、近くで探している人に「自分向けのページだ」と伝わります。SEOスターターガイドも、住所などの重要な情報をタイトルに含めてよいとしています。地域で見つけてもらう工夫全体は、ローカルSEO対策のやり方で紹介しています。
  • ページで分かることを書く:ブログ記事では、検索する人の疑問(費用、工期、いつから)をそのまま言葉にし、記事で答えている内容を添えます。
  • 商品ページは商品名と特徴を前に出す:ネットショップの商品ページは、店名より先に、商品名と、ほかの商品と区別できる特徴(素材やサイズ)を置きます。

トップページ・サービスページ・ブログ記事の型

ページの種類ごとに、タイトルの組み立て方の型を持っておくと、ページが増えても迷いにくくなります。

ページの種類組み立て方の型気をつけたいこと
トップページ地域+業種+屋号|強みや特徴「ホーム」「トップ」だけにしない
サービス・料金ページサービス名+対象者|地域+屋号全サービスのページが同じ書き出しにならないようにする
ブログ記事検索される言葉+分かること|補足本文で答えていない内容を書かない
施工事例・実績ページ地域+工事や依頼の内容+結果「施工事例|〇〇工務店」の繰り返しにしない
お知らせ日付や対象+お知らせの中身検索からの集客は狙わず、内容が分かれば十分

施工事例やお客さまの声のように同じ種類のページが何十枚も並ぶ場合、テンプレートのまま「施工事例|〇〇工務店」が続きがちです。これは後で説明する「書き換えられやすいタイトル」の典型です。1件ずつ、地域と工事の内容を入れておくと、検索結果でも区別できます。

検索結果でタイトルが書き換えられる理由と直し方

Googleがタイトルを書き換えるのは、<title> の文がページの中身を正しく表していないと判断したときです。そのときは、ページの大見出し、見出し、目立つ文字、ほかのページからのリンクの文字などを材料に、別の見出しを作ります。タイトルリンクのガイドは、材料として次のものを挙げています。

  • <title> に書いた文
  • ページに表示されている主な題名(大見出し)
  • h1などの見出し
  • og:title(SNSで共有されたときに使われる題名)
  • 大きく目立つように作られたそのほかの文字
  • ページ内のそのほかの文
  • ページ上のリンクの文字と、ほかのページからそのページへ張られたリンクの文字
  • サイト全体の情報を示す構造化データ

先に紹介したとおり、2021年9月時点で <title> の文が使われる割合は約87%でした。その前月のAn update to how we generate web page titles(外部サイト・新しいタブで開きます)(2021年8月24日)では80%を超える程度と説明されていたので、見直しによって割合が上がったことになります。どちらも2021年時点の数字です。同じ記事でGoogleは、別の文に置き換えやすいタイトルとして、とても長いもの、キーワードを詰め込んだもの、タイトルがないか「Home」「Untitled」やサイト名だけのように定型文になっているものを挙げています。

Googleがタイトルを書き換える主な原因5つと、それぞれの直し方を左右に対応させた図

タイトルリンクのガイドに載っている「よく見られる問題」を、中小事業者のサイトで起きやすい形に置き換えると次のとおりです。

よく見られる問題起きやすい例直し方
タイトルの一部が空になっている「|〇〇工務店」のように、店名の前が空テンプレートで題名が入る部分を埋める
タイトルが古いまま本文は2026年度の料金なのに、タイトルが「2025年度 料金表」年や数字を変えたら、タイトルも一緒に直す
タイトルが中身と合っていない中身は入れ替わったのに「新メニュー3品のご紹介」のまま今の中身を表す言葉に変える
一部のページで同じタイトルが続く施工事例が全部「施工事例|〇〇工務店」1ページずつ、地域や内容を入れて区別する
どれが題名か分からないページの上部に同じ大きさの見出しが2つ以上並ぶ一番上に目立つ見出しを1つ置き、タイトルと内容をそろえる
言語や文字が本文と違う本文は日本語なのに、タイトルがローマ字や英語本文と同じ言葉で書く
サイト名が重複している検索結果の上に出るサイト名と同じ店名が、タイトルにも入っている見出しから店名が省かれることがあるだけなので、急いで直さなくてよい。店名は先頭か末尾の一方に

ガイドは、タイトルが部分的に空のときは、ページ上の見出しなどから製品名を探して補うことがある、古い年度のタイトルは本文の大見出しにある新しい年度で置き換えることがある、と具体例付きで説明しています。どれも、Googleの書き換えは「罰」ではなく、読者に合う見出しを出そうとした結果です。直すべきなのは書き換えられたことそのものではなく、<title> と本文の大見出しのずれのほうです。

書き換えられているか確かめる方法

書き換えられているかどうかは、実際にその言葉で検索して、検索結果の見出しと、自分が付けたタイトルを見比べると分かります。Search Consoleの検索パフォーマンスには、検索結果に出た見出しの文そのものは表示されないので、目で確かめるのが確実です。

書き換えが見つかったら、まず本文の一番上の見出しとタイトルが同じことを言っているかを確かめます。記事の見出しとタイトルをまったく別の文にしていると、Googleが見出しのほうを選ぶことがあります。両者をそろえるのがいちばん手早い直し方です。

タイトルを直しても、検索結果に反映されるまでには時間がかかります。ガイドは、Googleが変更に気づくにはページを読み直して処理し直す必要があり、数日から数週間かかることがあると説明しています。直した直後に検索して元のままでも、慌てて何度も書き直さないでください。

タイトルを設定する場所と、反映を確かめる方法

タイトルを入れる場所は、使っているサービスによって違いますが、多くは次のどちらかです。

  • 記事やページの題名欄:ブログサービスやホームページ作成サービスの多くは、題名欄に入れた言葉をそのままタイトルに使います。題名欄を直せば、記事の見出しとタイトルが一緒に変わります。
  • SEO用の設定欄:サービスやプラグインによっては、ページごとに「SEOタイトル」「検索結果に表示されるタイトル」などの欄があり、記事の見出しとは別の文を入れられます。説明文(メタディスクリプション)の欄と並んでいることが多いので、設定の画面はメタディスクリプションとはの「WordPress・Wix・HTMLでの設定方法」も参考にしてください。

SEO用の欄に入れた場合は、記事の見出しと言っていることが大きくずれていないかを確かめます。検索結果用だけ少し短く言い換えるのはかまいませんが、まったく別の内容にすると、先に説明した書き換えの原因になります。

設定したタイトルがページに反映されたかは、ページを開いてブラウザのタブに表示される文字を見ると分かります。タブの幅で途中までしか見えないときは、タブにマウスを重ねると全文が表示されるブラウザもあります。サイト名が自動で末尾に付く設定のサービスでは、ここで二重になっていないかも一緒に確かめてください。検索結果のほうに反映されるのは、Googleがページを読み直した後です。

付けたあとにSearch Consoleで見直す方法

タイトルが読者に合っているかは、Search Consoleの検索パフォーマンスにある「クリック率」で見当がつきます。Search Consoleヘルプ(外部サイト・新しいタブで開きます)によると、クリック率は、クリック数を表示回数(検索結果に表示された回数)で割った値です。表示されているのにクリックされていないページは、タイトルで損をしている候補です。Search Consoleの登録や画面の見方は、サーチコンソールの使い方で詳しく説明しています。

直す候補の選び方

すべてのページを一度に直す必要はありません。次の条件に当てはまるページから手を付けると、直した効果が数字に表れやすくなります。

  • 表示回数が、自分のサイトの中で多いほう
  • 平均掲載順位が1ページ目かその近くにある
  • クリック率が、同じくらいの順位にある自分のほかのページより明らかに低い

表示回数がほとんどないページは、タイトルより前に、検索結果に出ていない原因を探すほうが先です。切り分け方はブログで集客できない原因と直し方で紹介しています。

直す前に控えておくこと

直す前に、そのページの今のタイトル、主な検索語、表示回数、クリック数、クリック率、平均掲載順位をメモしておきます。表計算ソフトに1行で残しておけば十分です。何をどう変えたかが分からなくなると、数字が動いても理由を説明できません。

1回に変えるのはタイトルだけにします。同時に本文や説明文も大きく書き換えると、どれが効いたのか分からなくなります。

比べ方と判断の考え方

タイトルを変えたら、検索結果に反映されるまでの時間を空けたうえで、変更前と同じ長さの期間でクリック率を比べます。曜日によって検索のされ方が変わる業種もあるので、比べる期間は週単位でそろえると比べやすくなります。

表示回数が少ないページでは、クリックが1回増えるか減るかで、クリック率が大きく動きます。たとえば表示回数が100回なら、クリックが1回違うだけでクリック率は1ポイント変わります。少ない数字で一喜一憂せず、ある程度の表示回数がたまってから判断してください。また、順位が同時に上下すると、クリック率もそれにつられて変わります。順位がほぼ同じまま、クリック率だけが上がっていれば、タイトルの変更が効いたと考えられます。

変えて悪くなった場合は、控えておいた元のタイトルに戻せば済みます。タイトルの見直しは、本文を書き直すより手間が小さく、元にも戻しやすい改善です。本文も含めて記事を直すときの手順は、SEOリライトのやり方で解説しています。

記録のつけ方の例

控えておく内容は、次のような1行で十分です。数字は説明のための例です。

項目変更前変更後
タイトルリフォームについて考える浴室リフォームの費用と工期|ユニットバス交換の流れ
主な検索語浴室リフォーム 費用浴室リフォーム 費用
比べた期間変更前の4週間反映を待ってからの4週間
表示回数1,200回1,150回
クリック数12回30回
クリック率1.0%2.6%
平均掲載順位8.4位8.1位

この例では、表示回数と順位がほぼ変わらないまま、クリック数とクリック率だけが増えています。こうした動きなら、タイトルを変えたことが効いたと判断しやすくなります。反対に、順位が大きく動いていたり、季節によって検索が増える時期と重なっていたりする場合は、タイトルの効果とは言い切れません。そのときは、もう少し期間を延ばして様子を見てください。

AIにタイトル案を出してもらうときのコツ

ChatGPTなどの文章を作るAIを使うと、タイトル案をすばやくたくさん出せます。ただし、AIは本文の中身や自社の事実を知らないまま、それらしい言葉を並べることがあります。案を出してもらうときは、次の情報を一緒に渡すと、手直しが少なくて済みます。

  • 見つけてもらいたい検索語(1つ)
  • 記事やページで答えている内容(見出しの一覧を貼り付けるのが簡単です)
  • 誰に向けたページか、対応している地域
  • 使ってほしくない言葉(「最安」「No.1」、飾りの言葉など)

出てきた案は、そのまま使わずに、この記事のチェックリストに当てはめて選んでください。特に確かめたいのは、本文に書いていない数字や約束が入っていないか、自社の料金や対応地域と合っているか、の2点です。GoogleはAIで作ったコンテンツに関するガイダンス(外部サイト・新しいタブで開きます)で、AIで作った文章は公開前に人が事実を確かめることが大切で、その確認はタイトルなど検索結果に表示されるものにも当てはまる、と説明しています。最後に事実を確かめて決めるのは人の役目です。

タイトル付けでよくある失敗

最後に、ここまでの内容を、よくある失敗の形で振り返ります。

よくある失敗なぜよくないか直し方
先頭を「【保存版】」「徹底解説」などの飾りで埋める画面が狭いと、中身を表す言葉が省略される飾りは削るか後半に回し、前半に答えを置く
狙う言葉を何度も繰り返すGoogleは詰め込みを不正行為と見なすことがあるとしている言葉は1回、自然な文の中で使う
本文に書いていない約束をする開いた人がすぐ戻る。中身と合わないと書き換えられることもある本文で答えている内容だけを書く
タイトルと記事の見出しを別の文にするどちらを見出しにするかGoogleが迷い、書き換えの原因になる2つの言っていることをそろえる
全ページの末尾に長いキャッチコピーを付ける定型文として扱われやすく、中身を伝える文字が押し出される末尾はサイト名だけにする
一度付けたら見直さない料金や年度が変わると、古いタイトルが残る中身を更新したら、タイトルも一緒に確かめる

タイトル付けを仕組みに任せる方法

記事やページが増えてくると、タイトルを1本ずつ考え、数字を見て直す作業は、本業の合間には続けにくくなります。進め方は大きく3つあります。

進め方向いている人気をつけたいこと
すべて自分で付けるページ数が少なく、考える時間を取れる人ページが増えると、見直しの手間も増える
ライターや制作会社に任せる予算があり、記事ごと任せたい人自社の事実や料金に合っているかは自分で確かめる
記事作成の仕組み(ツール)に任せる時間が限られ、判断だけ自分でしたい人できあがったタイトルと本文の確認、公開の判断は人が行う

つむぎは、3つめの「仕組みに任せる」ための道具です。つむぎでは、作る予定のキーワードごとに記事のタイトル案が表示され、「タイトル案を編集」から自分の言葉に直してから記事を作れます。Search Consoleと接続すると、表示されているのにクリック率が低いキーワードについて「タイトル改善」を次の一手として提案します。作られた記事は「要確認」の状態で並び、公開するかどうかはあなたが決めます。つむぎが勝手に公開することはありません。詳しくはヘルプ「おすすめと次にやること」とヘルプ「順位・表示回数・CTRとは」で確認できます。

新規記事の作成は、標準的な約4,000字の記事で約4クレジットです。登録すると8クレジットが付与されるので、契約しなくても記事作成を試せます。一方、ページが数本しかなく、タイトルを自分で考える時間もある段階なら、まずはこの記事の手順で付けてみるほうが、良いタイトルの勘所をつかめます。

よくある質問

SEOタイトルは何文字にすればよいですか?
Googleは文字数の上限や最適な字数を示していません。タイトルの長さに制限はなく、検索結果では画面の幅に合わせて後ろから省略されます。解説記事でよく見る30字前後などの数字は経験的な目安なので、字数より、前半だけで何のページか分かるように並べることを優先してください。
タイトルにキーワードは必ず入れるべきですか?
見つけてもらいたい言葉は、自然な文の中で1回入れるのがおすすめです。検索した人は、自分が入れた言葉が見出しにあるかを手がかりにページを選びます。ただし、同じ言葉を何度も繰り返すと、Googleは不正行為と見なすことがあるとしているので避けてください。
付けたタイトルと違う見出しが検索結果に出るのはなぜですか?
Googleは、タイトルがページの中身を正しく表していないと判断すると、本文の大見出しなどから別の見出しを作ります。タイトルが空・古い・中身と違う・複数ページで同じ、といった場合に起きやすくなります。まず本文の一番上の見出しとタイトルをそろえてください。
タイトルを変えると順位が下がりませんか?
タイトルの変更は、検索結果に反映されるまで数日から数週間かかることがあり、その間に数字が動くこともあります。直す前に元のタイトルと数字を控え、同じ長さの期間で比べてください。悪くなった場合は元のタイトルに戻せます。
サイト名や店名はタイトルに入れたほうがよいですか?
入れてかまいません。Googleは、サイト名を各ページのタイトルの先頭か末尾に入れ、区切り記号で分ける方法を示しています。ブログ記事では中身を表す言葉を前に、店名は末尾に置くと、省略されても内容が伝わります。サービスによっては自動で付くので二重にならないか確かめてください。
記事の見出しとSEOタイトルは同じでないといけませんか?
完全に同じ文である必要はありませんが、言っていることはそろえてください。Googleは本文の大見出しもタイトルの材料にしていて、両者が大きく違うと見出しのほうを選ぶことがあります。検索結果用だけ少し短くする、といった違いなら問題になりにくいです。

公開前に使えるチェックリスト

  • すべてのページにタイトルがあり、「ホーム」「お知らせ」だけのページがない
  • 前半だけで、何についての、どんな答えがあるページか分かる
  • 見つけてもらいたい言葉が、自然な文の中に1回入っている
  • 本文で答えていない内容をタイトルで約束していない
  • 本文の一番上の見出しと、タイトルの言っていることがそろっている
  • 自分のサイトの似たページと、書き出しが重なっていない
  • サイト名は先頭か末尾の一方だけで、二重になっていない
  • 年度や料金など、古くなる情報がタイトルに残っていない
  • 変更したら、元のタイトルと数字を控えてある

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出典

  • #SEOタイトル
  • #titleタグ
  • #SEO
  • #クリック率

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