検索順位ごとのクリック率(CTR)の目安|自分のサイトで測る方法
検索順位ごとのクリック率(CTR)の目安を、日本の調査を中心に調査名・時期・対象つきで比べます。1位でも約4%〜38%と数字が大きく違う6つの理由、Search Consoleで自分のサイトの順位別クリック率を出す手順と計算例、目安より低いときに直すところまでまとめました。

目次(22)
検索順位ごとのクリック率(CTR)は、1位がいちばん高く、順位が1つ下がるごとに大きく減っていきます。多くのサイトや検索を集計した日本の調査では、1位のクリック率は約14%(seoClarity、2020年7月〜2021年6月)から約32%(Ahrefs、2026年6月、AIによる概要が出ない情報収集型キーワードの検索)までの幅があり、10位になると1位の1割前後まで下がります。ただし、同じ1位でも、検索結果の上にAIによる概要が出ると約9%まで下がるという調査もあります。どの調査も「この条件で測るとこうなった」という数字なので、1つの値を正解として覚えるより、自分のサイトの順位別クリック率をSearch Consoleで出して比べるほうが、次に直す場所を正しく選べます。
この記事では、主な調査の数字を調査名・時期・対象つきで並べ、数字が調査ごとに大きく違う理由、Search Consoleのデータから自分のサイトの順位別クリック率を出す手順と計算例、目安より低いときに直すところを順番に解説します。紹介する調査とGoogleのヘルプは、2026年10月24日に公開ページを確認した内容です。
検索順位ごとのクリック率の目安
検索順位ごとのクリック率の目安は、多くのサイトや検索を集計した日本の調査では1位が約14〜32%、2位はその半分ほど、10位は1位の1割前後です。順位が上がるほどクリック率は高くなりますが、上がり方は均等ではなく、特に1位と2位の差が大きいのが特徴です。
クリック率は、検索結果に表示された回数のうち、実際にクリックされた割合です。Search Consoleのヘルプは「クリック率は、クリック数をインプレッション数で割った値です」と定義しています(検索パフォーマンス レポートのヘルプ(外部サイト・新しいタブで開きます))。インプレッション数は、検索結果に表示された回数のことです。クリック数は、同じヘルプによると「ユーザーが Google 検索の検索結果からサイトをクリックした回数」です。たとえば100回表示されて5回クリックされたら、クリック率は5%です。
日本の検索の1位〜10位のクリック率
1位から10位までの数字を日本の検索だけで公開している調査として、米国のSEOツール会社seoClarityが2021年に公開した調査があります。日本・米国・英国・カナダ・インドの5か国を分けて集計していて、日本の数字は次のとおりです(seoClarity「2021 CTR Study」(外部サイト・新しいタブで開きます)、2020年7月〜2021年6月の12か月分、利用者の検索行動の記録をもとに集計)。
| 検索順位 | 日本のクリック率 | 1位を100としたとき |
|---|---|---|
| 1位 | 13.94% | 100 |
| 2位 | 7.52% | 54 |
| 3位 | 4.68% | 34 |
| 4位 | 3.91% | 28 |
| 5位 | 2.98% | 21 |
| 6位 | 2.42% | 17 |
| 7位 | 2.06% | 15 |
| 8位 | 1.78% | 13 |
| 9位 | 1.46% | 10 |
| 10位 | 1.32% | 9 |
この調査では、1位が13.94%で、10位は1.32%です。10位は1位のおよそ10分の1で、2位でも1位の半分ほどしかクリックされません。同じ調査は、日本では検索結果の上位10件のどれかがクリックされる割合が42.06%と5か国で最も高く、上位20件のうち17の順位で、ほかの4か国よりクリック率が高かったと報告しています。
この数字は、利用者の検索行動の記録をもとにしているため、Search Consoleで見る自分のサイトのクリック率とは、データの集め方が違います。違いは次の章の「調べ方」で説明します。
1位のクリック率を調査ごとに比べる
1位のクリック率だけを、主な調査で並べると次のようになります。数字の幅が大きいのは、調べた国・時期・方法・検索の種類がそれぞれ違うためです。
| 調査(公開・更新) | 対象と時期 | 調べ方 | 1位のクリック率 |
|---|---|---|---|
| ランクエスト(株式会社eclore)(外部サイト・新しいタブで開きます)(2026年9月) | 自社サイト1つの2026年8月の検索 | Search Console | 37.5%(1位の表示は304回) |
| Ahrefs(外部サイト・新しいタブで開きます)(2026年7月) | 日本の情報収集型キーワードの検索、2026年6月、AIによる概要が出ない場合 | Ahrefsの調査データ | 31.7% |
| Backlinko(外部サイト・新しいタブで開きます)(2019年8月公開) | 約400万件の検索結果 | Semrush提供の複数サイトのSearch Console | 27.6% |
| First Page Sage(外部サイト・新しいタブで開きます)(2026年9月更新) | 米国の検索、2026年3月1日〜8月31日、AIによる回答が出ない場合(同社は、名前で探す検索が多く含まれると注記) | 同社の顧客のSearch Consoleなどを合わせた分析(米国の検索量で重み付け) | 22.6% |
| seoClarity(外部サイト・新しいタブで開きます)(2021年) | 日本の検索、2020年7月〜2021年6月 | 利用者の検索行動の記録 | 13.94% |
| Ahrefs(外部サイト・新しいタブで開きます)(2026年7月) | 日本の情報収集型キーワードの検索、2026年6月、AIによる概要が出た場合 | Ahrefsの調査データ | 9.0% |
| First Page Sage(外部サイト・新しいタブで開きます)(2026年9月更新) | 米国の検索全体の平均、同じ期間 | 同上 | 7.1% |
| First Page Sage(外部サイト・新しいタブで開きます)(2026年9月更新) | 米国の検索、同じ期間、AIによる回答が出た場合 | 同上 | 3.6% |
いちばん高いランクエストの37.5%と、いちばん低いFirst Page Sageの3.6%では、10倍以上の差があります。どちらも誤りではなく、測った対象が違うだけです。ランクエストの発表自身も「1位の37.5%という数値は、今回の対象データで得られた結果であり、あらゆるサイトや検索語句に共通するクリック率として扱うことはできません」と書いています。
1位と2位の差はどのくらいか
1位と2位の差は、どの調査でも大きく出ます。seoClarityの日本の数字では、2位(7.52%)は1位(13.94%)の約半分です。Backlinkoの分析は、1位の結果は10位に比べて「10x more likely to receive a click」(クリックされる可能性が10倍)とし、上位3件で全クリックの54.4%を集めていると報告しています。
数字の大きさより、この「1位と2位の差が大きく、下の順位ほど差が小さくなる」という形のほうが、調査が変わっても崩れにくい傾向です。目安として覚えるなら、具体的な%よりも、この形を覚えておくと役に立ちます。
調査によって数字が大きく違う6つの理由
同じ「1位のクリック率」でも調査ごとに数字が違うのは、主に6つの条件が違うためです。調べ方、AIによる概要が出る検索かどうか、会社名・店名で探す検索かどうか、端末、国と時期、データの量です。自分のサイトの数字と比べるときは、どの条件で測った数字なのかを先に確かめてください。
| 理由 | 何が変わるか | 自分のサイトで確かめる方法 |
|---|---|---|
| 調べ方 | 利用者の検索行動の記録か、Search Consoleの記録かで、データの集め方が違う | 比べる相手は、Search Consoleをもとにした調査にする |
| AIによる概要 | 検索結果の上にAIによる概要が出ると、1位でも大きく下がる | 主な言葉を実際に検索し、AIによる概要が出るかを見る |
| 会社名・店名で探す検索 | 名前で探す検索は1位に集中し、クリック率が高く出る | フィルタで会社名・店名を含む言葉を外して計算する |
| 端末 | パソコンとスマートフォンで、上位と下位のクリックのされ方が違う | 端末ごとに分けて見る |
| 国と時期 | 国によって下の順位まで見られる度合いが違い、年によっても変わる | 古い調査や海外の調査は、形の参考にとどめる |
| データの量 | 表示回数が少ないと、1回のクリックで数字が大きく動く | 表示回数が少ない順位は、参考扱いにする |
調べ方:利用者の行動記録か、Search Consoleか
1つめは調べ方の違いです。seoClarityは、利用者の検索行動を記録したデータ(同社は「clickstream data」と呼んでいます)を12か月分集計しています。一方、Backlinko、First Page Sage、ランクエストは、サイト運営者がGoogleから受け取るSearch Consoleのデータをもとにしています。Backlinkoは、Semrushから提供された複数のSearch Consoleのアカウントのデータを使ったと説明しています。
集め方が違うデータどうしは、同じ順位でもそのままは比べられません。自分のサイトの数字と比べるなら、同じSearch Consoleをもとにした調査を相手に選ぶほうが、集め方のずれが小さくなります。
AIによる概要が出る検索か
2つめは、検索結果の上にAIによる概要(AIが作った要約の回答)が出るかどうかです。最近の調査で、特に大きな差が出ている条件です。
Ahrefsの日本の調査では、情報収集型キーワードの検索で1位のクリック率は、AIによる概要が出ない場合は2026年6月に31.7%でした。同じ時期、AIによる概要が出た場合は9.0%で、同社は「AI 概要がなければ得られたはずの CTR」と比べて62.7%低いと計算しています。同社は、日本でこの低下の割合が2025年12月の38%から、半年で62.7%に広がったとも報告しています。First Page Sageも、米国の検索で1位のクリック率が、AIによる回答がない場合の22.6%に対して、ある場合は3.6%と大きく違うとしています。ただし同社は、AIによる回答が出ない検索は「a shrinking and increasingly navigational slice of search」(減りつつあり、名前で探す検索の割合が増えている一部の検索)だと注記していて、22.6%には名前で探す検索が多く含まれます。
Search Consoleでは、AIによる概要の中のリンクがクリックされた場合も1回のクリックとして数えられ、AIによる概要の中のリンクにはすべて同じ1つの掲載順位が付きます(表示回数、掲載順位、クリック数とはのヘルプ(外部サイト・新しいタブで開きます))。そのため、AIによる概要が出る言葉では、順位は高いのにクリック率が低い、という数字になりやすくなります。
会社名・店名で探す検索か
3つめは、会社名・店名・商品名などで探す検索(指名検索)が含まれているかどうかです。名前で探す人は、目当てのサイトを開くために検索しているので、そのサイトが1位に出ていれば、1位のクリック率はとても高くなります。
Backlinkoの分析は、1位のクリック率は「significantly higher for branded search terms」(名前での検索のほうが大幅に高い)としています。米国の検索を毎月集計しているAdvanced Web Rankingも「Navigational queries start from the highest baseline CTR」(特定のサイトを探す検索は、もともとのクリック率がいちばん高い)と説明しています(Google Organic CTR(外部サイト・新しいタブで開きます))。
自分のサイトで計算するとき、会社名・店名での検索を混ぜたままだと、1位のクリック率が実力以上に高く見えます。新しいお客様に見つけてもらう力を測りたいなら、名前を含む言葉は外して計算します。手順は次の章で説明します。
端末:パソコンかスマートフォンか
4つめは端末です。seoClarityの調査では、国を分けない全体の数字で、1位のクリック率はパソコンで8.17%、スマートフォンで6.74%でした(2021年5月までの30日分)。一方で同じ調査は、3位から10位まではすべてスマートフォンのほうがクリック率が高いと報告しています。スマートフォンでは画面を下に送って見るのに慣れているため、下の順位まで見られやすいと同社は考えています。
地域のお店や教室のように、お客様の多くがスマートフォンで探す業種では、パソコンの数字を基準にすると読み違えます。Search Consoleでは、端末ごとに分けて数字を見られます。
国と時期
5つめは国と時期です。seoClarityの調査では、日本の1位のクリック率は米国の9.13%より高く、日本は上位10件全体でもクリックされる割合が5か国で最も高い結果でした。海外の調査の数字を、そのまま日本の検索に当てはめないほうが安全です。
時期による変化も大きくなっています。First Page Sageは、米国の検索全体の1位のクリック率が、2025年の報告の39.8%から7.1%に下がったとしています。数年前の調査の数字は、いまの検索結果の見た目とは違う時代のものと考えてください。
データの量
6つめはデータの量です。ランクエストの集計は、自社サイト1つの1か月分で、1位の表示は304回、クリックは114回でした。一方、7位の表示は108,336回あり、クリック率は0.1%でも、クリック数は123回と1位を上回っています。同じ集計では、7位の0.1%に対して8位は0.2%と、順位が下がってもクリック率が上がるところもありました。
表示回数が少ない順位では、数回のクリックの違いで数字が大きく動きます。数字を比べるときは、その順位にどれだけの表示回数があるかを必ず一緒に見てください。
自分のサイトの順位別クリック率をSearch Consoleで出す方法
自分のサイトの順位別クリック率は、Search Consoleの検索パフォーマンスからデータを書き出し、表計算ソフトで順位ごとにクリック数と表示回数を合計して割れば出せます。Search Consoleの登録がまだの方は、先にサーチコンソールの使い方を読んで登録を済ませてください。
手順は次のとおりです。
- Search Consoleで「検索パフォーマンス」を開く。 最初は過去3か月のデータが表示されます。小さなサイトでは、この3か月のままで始めるのがおすすめです。期間が短いと、表示回数が足りず数字がぶれます。
- グラフの上で「平均CTR」と「平均掲載順位」も選ぶ。 最初はクリック数と表示回数だけが選ばれています。4つすべてを選ぶと、下の表にも4つの数字が並びます。
- 表の上のタブで「クエリ」を選ぶ。 クエリとは、検索された言葉のことです。言葉ごとに、クリック数・表示回数・CTR・掲載順位が並びます。
- 会社名・店名を含む言葉を外す。 「+ フィルタを追加」から「クエリ」を選び、「次を含まないクエリ」に会社名や店名を入れて「適用」を押します。名前の表記が複数あるとき(漢字とひらがななど)は、もう一方の表記を含む行を、書き出した後に表計算ソフトで消してください。
- 「エクスポート」でデータを書き出す。 「エクスポート」から、表計算ソフトで開ける形で保存します。
- 表計算ソフトで、順位を整数にそろえた列を足す。 掲載順位は「3.4」のような小数で出るので、隣の列に
=ROUND(掲載順位のセル,0)を入れて、3.4なら3、3.6なら4のように整数にします。 - 順位ごとに、クリック数の合計を表示回数の合計で割る。 たとえば整数の順位をF列、クリック数をB列、表示回数をC列に置いた場合、1位のクリック率は
=SUMIF(F:F,1,B:B)/SUMIF(F:F,1,C:C)で出せます。2位以降は式の「1」を「2」「3」と変えます。6位から10位、11位から20位のように、数行をまとめて計算してもかまいません。
7番目で、各行のCTRを平均してはいけない点に注意してください。たとえば3位の言葉が2つあり、Aは表示1,000回でクリック50回(5%)、Bは表示10回でクリック3回(30%)だったとします。2つのCTRを平均すると17.5%ですが、合計で割ると53÷1,010で約5.2%です。表示がたった10回の言葉に引っぱられないよう、合計どうしで割ってください。
Search Consoleの表には、すべての言葉が入っているわけではありません。ヘルプは「ユーザーのプライバシーを保護するため、一部のクエリはレポートから除外されます」とし、「内部的な制限により、Search Console では最も重要なデータ行のみが保存され、表示されます」とも説明しています(ディメンションとデータのグループ化のヘルプ(外部サイト・新しいタブで開きます))。そのため、書き出した表の合計は、グラフの合計と一致しないことがあります。順位ごとの傾向をつかむ目的なら、この差は気にしなくて大丈夫です。
計算例:地域の整体院のサイトの場合
ここからは、計算の流れをつかむための架空の例です。地域の整体院が、3か月分のデータから院名を含む言葉を外し、順位ごとに集計した結果が次の表だったとします。
| 検索順位 | 表示回数の合計 | クリック数の合計 | クリック率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 420回 | 63回 | 15.0% |
| 2位 | 380回 | 30回 | 7.9% |
| 3位 | 610回 | 31回 | 5.1% |
| 4位 | 900回 | 27回 | 3.0% |
| 5位 | 750回 | 15回 | 2.0% |
| 6〜10位 | 2,400回 | 26回 | 1.1% |
| 11〜20位 | 3,800回 | 11回 | 0.3% |
比べる相手には、seoClarityの日本の数字を使います。データの集め方はSearch Consoleと違いますが、日本の1〜10位をそろえて公開している調査がこれだけなので、形を比べる目安として使います。この例では、1位から3位までは、seoClarityの日本の1〜3位の数字に近く、順位の割に劣ってはいないと読めます。一方で4位と5位は、同じ調査の4位(3.91%)・5位(2.98%)より低めです。4位と5位の言葉を1つずつ見て、クリック率が特に低い言葉があれば、その言葉で表示されている記事のタイトルと説明文が、直す候補になります。
11〜20位は表示回数が3,800回と最も多いのに、クリックは11回しかありません。ここは、クリック率を上げるより、順位を1ページ目に上げるほうが、クリック数の増え方が大きくなりやすいところです。順位を上げる直し方は、後の「クリック率が目安より低いときに直すところ」で整理しています。
表示回数が少ないときは数字がぶれる
小さなサイトでは、表示回数が少ない順位の数字は大きくぶれます。表示回数が100回なら、クリックが1回違うだけでクリック率は1ポイント動きます。表示回数が20回なら、1回で5ポイントも動きます。
目安として、表示回数が数十回しかない順位は「参考」扱いにして、ほかの順位と見比べるときの材料にとどめてください。数字を安定させたいときは、期間を延ばすか、6〜10位のように順位をまとめて計算します。毎月同じ手順で計算して、同じ順位帯の数字が前の月より上がったか下がったかを見るほうが、1回の数字で判断するより確かです。
ページごとに見るときの注意
順位別のクリック率は、「クエリ」のタブではなく「ページ」のタブで書き出すと、数字が変わることがあります。Search Consoleは、言葉で分けたときはサイト全体で1回、ページで分けたときはページごとに1回と、数え方を変えているためです。
ヘルプは「同じサイトの複数のページが検索結果に表示された場合は、プロパティごとに集計したときのほうがクリック率(CTR)と平均掲載順位が高くなります」と説明しています(データについてのヘルプ(外部サイト・新しいタブで開きます))。プロパティとは、Search Consoleに登録したサイトのことです。順位別の目安と比べるときは、いつも同じタブで書き出して計算してください。
平均掲載順位とクリック率を読むときの注意
Search Consoleの平均掲載順位は、表示されるたびの順位を平均した数字です。自分のスマートフォンで検索したときの順位とは一致しませんし、下の順位ほどクリック率が低く出やすい数え方になっています。
まず、表示回数の数え方です。ヘルプは、表示回数は検索結果のページに載っていれば数えられ、「その項目が画面に表示されるまでスクロールされたかどうかは関係ありません」と説明しています(表示回数、掲載順位、クリック数とはのヘルプ(外部サイト・新しいタブで開きます))。9位や10位の記事は、検索した人が画面を下まで送らなかった回も表示回数に入るため、クリック率は低く出ます。
次に、平均掲載順位は、サイトの最上位の順位の平均です。同じヘルプは、ある言葉で2位、別の言葉で3位なら、平均掲載順位は「(2 + 3) ÷ 2 = 2.5」になるという例を挙げています。さらに、レポートでは5位なのに実際の検索では8位になる、という疑問に対して「掲載順位値はすべての検索の平均値です」と答えています。検索結果は、検索した時間、場所、端末、その人の検索履歴によって変わるからです。
最後に、AIによる概要の中に自分の記事のリンクが載った場合は、AIによる概要に付く1つの掲載順位が、その記事の掲載順位として記録されます。同じヘルプは、掲載順位の値は状況によって意味が変わるため「数字だけを見て判断すべきではありません」とも書いています。順位とクリック率は、同じ言葉の数字を月ごとに並べて、変化を見る使い方が向いています。
クリック率が目安より低いときに直すところ
クリック率が目安より低いときに直すところは、いまの順位によって変わります。1〜3位なら検索結果に出ているタイトルと説明文、4〜10位なら同じ順位の自分のほかの言葉と比べて低いかどうか、11位以下ならクリック率より先に順位です。
比べる相手は、調査の数字だけでなく、自分のサイトの同じ順位帯の数字にしてください。調査の数字は条件が違うので、少し低いだけで直す必要はありません。同じ順位の自分のほかの言葉と比べて明らかに低い言葉が、直す価値の高い候補です。
| いまの順位 | 考えられる原因 | 直すところ | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
| 1〜3位でクリック率が低い | AIによる概要が上に出ている/タイトルと説明文が疑問に答えていそうに見えない | AIによる概要が出るかを確かめ、出ていなければタイトルと説明文 | SEOタイトルの付け方、メタディスクリプションとは |
| 4〜10位で、同じ順位の自分のほかの言葉より低い | タイトルが検索した人の目的とずれている | タイトルと説明文、記事が答えている内容 | 検索意図とは |
| 4〜10位で、同じ順位の自分のほかの言葉と同じくらい | 順位の割に普通の数字で、クリック率の問題ではない | 本文を足して順位を上げる、関連記事からリンクを張る | SEOリライトのやり方、内部リンクとは |
| 11位以下 | 2ページ目以降で、そもそも見られていない | クリック率より順位を上げる | SEOリライトのやり方 |
1〜3位なのにクリック率が低い言葉は、まずその言葉で実際に検索して、検索結果の上にAIによる概要が出ているかを見てください。出ている場合、Ahrefsの日本の調査のとおり、1位でもクリック率は大きく下がります。この場合、クリック率の低さはタイトルだけが原因とは限らないので、クリック率だけで判断せず、表示回数とクリック数が前の月より減っていないかを見ます。
AIによる概要が出ていないのにクリック率が低いなら、検索結果に出ているタイトルと説明文を読み直します。Search Consoleのヘルプも「表示回数が多くクリック率が低いクエリを探して、ページのタイトルと説明を改善する機会を見つけることができます」と、この使い方を挙げています(ディメンションとデータのグループ化のヘルプ(外部サイト・新しいタブで開きます))。タイトルを変えたら、変更前と同じ長さの期間で、同じ言葉のクリック率を比べてください。比べ方はSEOタイトルの付け方で、記録のつけ方の例と一緒に説明しています。
状況別の読み分け早見表
自分の状況に近い行から読むと、必要なところだけを短く確かめられます。
| 当てはまる状況 | 次に読むセクション・アクション |
|---|---|
| 1位は何%くらいクリックされるのか、ざっくり知りたい | 「日本の検索の1位〜10位のクリック率」の表を見る |
| 記事によって数字が違って、どれを信じればよいか分からない | 「調査によって数字が大きく違う6つの理由」の表を読む |
| 自分のサイトのクリック率が良いのか悪いのか知りたい | 「自分のサイトの順位別クリック率をSearch Consoleで出す方法」の手順で計算する |
| Search Consoleの順位と、自分で検索した順位が違う | 「平均掲載順位とクリック率を読むときの注意」を読む |
| クリック率が低い記事がある | 「クリック率が目安より低いときに直すところ」の表で、いまの順位の行を見る |
| そもそも検索からの訪問が少ない | クリック率より先に、ブログで集客できない原因で原因を切り分ける |
よくある質問
- 検索1位のクリック率は何%が目安ですか?
- 多くのサイトや検索を集計した日本の調査では、約14%(seoClarity、2020年7月〜2021年6月)から約32%(Ahrefs、2026年6月、AIによる概要が出ない情報収集型キーワードの検索)までの幅があります。AIによる概要が出る検索では約9%という調査もあり、検索の種類で大きく変わります。
- SEOで1位と2位では、どのくらい差がありますか?
- どの調査でも差は大きく、seoClarityの日本の数字では2位(7.52%)は1位(13.94%)の約半分です。1位と2位の差が大きく、下の順位ほど差が小さくなるという形は、調査が変わっても崩れにくい傾向です。
- クリック率が低い場合、どのような原因が考えられますか?
- 1〜3位なら、検索結果の上にAIによる概要が出ているか、タイトルと説明文が検索した人の疑問に答えていそうに見えないことが主な原因です。11位以下なら、2ページ目以降でそもそも見られていないため、クリック率より順位を上げることを先に考えます。
- 自分のサイトのクリック率は、どこで確かめられますか?
- GoogleのSearch Consoleの「検索パフォーマンス」で確かめられます。グラフの上で平均CTRと平均掲載順位を選ぶと、言葉ごと・ページごとのクリック率と順位が表に並びます。順位別にまとめるときは、データを書き出して表計算ソフトで計算します。
- 表示回数がどのくらいあれば、クリック率を信用してよいですか?
- 決まった基準はありませんが、表示回数が100回ならクリック1回で1ポイント、20回なら5ポイント動きます。表示回数が数十回しかない順位は参考扱いにして、期間を延ばすか、6〜10位のように順位をまとめて計算すると数字が安定します。
- 会社名で検索されたときのクリック率も含めてよいですか?
- 新しいお客様に見つけてもらう力を測りたいなら、外して計算してください。会社名や店名で探す人は、そのサイトが1位に出ればほぼ開くため、1位のクリック率が実力以上に高く見えます。Search Consoleのフィルタで、名前を含む言葉を外せます。
- AIによる概要に自分の記事が載った場合、クリックは数えられますか?
- 数えられます。Search Consoleでは、AIによる概要の中のリンクがクリックされると1回のクリックとして数えられます。AIによる概要の中のリンクには、すべて同じ1つの掲載順位が付きます。
クリック率を毎月確かめる手間を減らすには
順位別のクリック率は、一度計算して終わりではなく、毎月同じ手順で計算して変化を見ることで役に立ちます。ただ、書き出して、会社名を外して、順位ごとに集計して、低い言葉を探す作業を毎月続けるのは、本業の合間には負担になりがちです。表示回数が少ないうちは、まずこの記事の手順で、3か月分を1回計算してみるところからで十分です。
記事やキーワードが増えて手作業が追いつかなくなったら、つむぎに任せる方法もあります。つむぎはSearch Consoleと接続して最新データを取得すると、過去28日分の順位・表示回数・クリック率をキーワードごとに取り込み、キーワード一覧に順位と表示回数・クリック数を並べます。表示されているのにクリック率が低いキーワードには「タイトル改善」を、順位が4〜20位のキーワードにはリライトや内部リンクの追加を、次の一手として提案します。記事の下書きもつむぎが作りますが、公開されるのは、あなたが読んで承認した記事だけです。数字の読み方はヘルプ「順位・表示回数・CTRとは」、データの取り込み方はヘルプ「最新データを取得する」で確認できます。
クレジットカード不要で、無料で始められます。
あわせて読む
- サーチコンソールの使い方:Search Consoleの登録と、毎月見る画面の決め方を知りたい人向け。
- SEOタイトルの付け方:クリック率が低い記事のタイトルを、直し方と比べ方まで含めて見直したい人向け。
- メタディスクリプションとは:タイトルの下に出る説明文を直して、クリック率を上げたい人向け。
- SEOリライトのやり方:11位以下の記事の順位を上げるために、本文を直したい人向け。
- 検索意図とは:タイトルと記事の中身が、検索した人の目的に合っているかを確かめたい人向け。
出典
- seoClarity「2021 CTR Study」(外部サイト・新しいタブで開きます):日本の1位〜10位のクリック率、日本と米国の1位の比較、上位10件のクリック割合、パソコンとスマートフォンの差、利用者の検索行動の記録を12か月分集計した方法の裏づけ(2021年公開、日本の数字は2020年7月〜2021年6月)。
- Ahrefs「AI 概要で Google 検索 1 位の CTR が半年で激減、日本 クリック率が − 62.7% に減少」(外部サイト・新しいタブで開きます):日本の情報収集型キーワードの検索での1位のクリック率(AIによる概要なし31.7%、あり9.0%)と低下の割合の裏づけ(2026年7月16日調査、2026年6月の数字)。
- Backlinko「We Analyzed 4 Million Google Search Results」(外部サイト・新しいタブで開きます):1位の平均クリック率27.6%、上位3件で54.4%、1位と10位の差、名前での検索のほうが1位のクリック率が高いことの裏づけ(2019年8月公開)。
- First Page Sage「Google Click-Through Rates (CTRs) by Ranking Position」(外部サイト・新しいタブで開きます):米国の検索での1位のクリック率(AIによる回答あり3.6%、なし22.6%、全体7.1%)、2025年の報告の39.8%、AIによる回答が出ない検索に名前で探す検索が多いという注記、2026年3月1日〜8月31日の集計で米国の検索量で重み付けしたことの裏づけ(2026年9月22日更新)。
- ランクエスト(株式会社eclore)のPR TIMESの発表(外部サイト・新しいタブで開きます):自社サイト1つのSearch Consoleで集計した2026年8月の順位別クリック率、1位の表示回数304回、7位の表示回数とクリック数の裏づけ(2026年9月24日公開)。
- Advanced Web Ranking「Google Organic CTR」(外部サイト・新しいタブで開きます):特定のサイトを探す検索のクリック率がもともと高いことと、米国の検索のSearch Consoleのデータを毎月集計していることの裏づけ。
- Search Consoleヘルプ「検索パフォーマンス レポート」(外部サイト・新しいタブで開きます):クリック率と平均掲載順位の定義、最初は過去3か月が表示されること、エクスポートの裏づけ。
- Search Consoleヘルプ「表示回数、掲載順位、クリック数とは」(外部サイト・新しいタブで開きます):表示回数の数え方、平均掲載順位の計算例、AIによる概要のクリックと掲載順位の数え方の裏づけ。
- Search Consoleヘルプ「データについて」(外部サイト・新しいタブで開きます):サイト全体で数えるときとページごとに数えるときで、クリック率と平均掲載順位が変わることの裏づけ。
- Search Consoleヘルプ「高度なフィルタリングと比較」(外部サイト・新しいタブで開きます):「+ フィルタを追加」「次を含まないクエリ」で言葉を外す手順の裏づけ。
- Search Consoleヘルプ「ディメンションとデータのグループ化」(外部サイト・新しいタブで開きます):一部の言葉が除外されること、表に入る行に限りがあること、表示回数が多くクリック率が低い言葉からタイトルと説明を改善する使い方の裏づけ。
- #クリック率
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